「くうたん」 みんなの声

おにわでみつけた何かのたまご。

それをおもちゃの引き出しに入れて幼稚園に出かけたら。
帰ってきたときには赤ちゃんがうまれていました。

水色でプヨンとしていて、「くぅくぅ」と鳴く生き物。
くうたんと名づけて育て始めるけれど、
お母さんやお父さんは、こうた君やお姉ちゃんほどには
歓迎してない風です。

しかも、毎日毎日どんどん大きくなっていきます。

ふわふわのくうたんクッションの時はいい顔してるけど、
部屋に入らないぐらい大きくなってきたら、またお父さんたちは
嫌そうな顔になってしまいます。

そして、巨大なくうたんがある夜カチンカチンのさなぎになって･･･。

うちの兄ちゃんも次男もお気に入りのぬいぐるみをガシッと握り
ドキドキしながらきいています。

くうたんのニコニコ顔に比べて、こうた君一家の顔がどことなく
寂しそうだからでしょうか。なんか･･･ドキドキです。
「ほげちゃん」よりは表情がナイかなぁ。同じ青い色だからか、
くうたんのことは、子供たちは気に入ってました。

ぬけがらで作るくうたんぬいぐるみも可愛い〜です。

ほげちゃんにあったみたいに、
くうたんの型紙もつけてくれたらよかったのにな〜。

図書館でみつけて、絶対これは娘の好みだろうと思い
（「まいごのきたかぜ」のひゅるるんとか大好きでしたし）
借りてきました。思った通り。
くうたん・・なんだかわからないけれど（雲みたいなもの？）
かわいい。こんなかわいい子がいたら、ずうっと一緒にいたい
なあって大人の私でも思ってしまいます。
あ、でも私的にはやぎさんの絵本だったら「おはぎちゃん」
の方が好みではあるのですが。
この絵本を読んでからくうたんのぬいぐるみを作って
作ってうるさい娘。困っております（笑）。

「くうたん」、表紙にも載っている、ブルーの可愛らしい生き物。
ある日突然、卵から産まれたくうたんを、家族の一員として可愛がりますが、くうたんはどんどんどんどん大きくなり、家に入りきらなくなってしまいました。
お父さんとお母さんは、くうたんを手放すことを相談しているけど…くうたんは家族。そんなの絶対に嫌！
この先どうなっちゃうの？と、ちょっぴりハラハラドキドキのお話です。
非現実的のようで、だけどしっかり現実的に大切な家族愛を伝えてくれる絵本だなって思いました。

「くうたん」なんて、かわいいひびきで、なにもわからなくてもほんわかした気持ちになれそう。

「くうたん」は、くりくりっとした黒目の、おばけのような雲のこどものような、ふしぎな生き物。

突然やってきて、突然いなくなってしまうけど、こんなかわいい「くうたん」なら、うちにも来て欲しいな。

絵本らしいステキなおはなしで、親子で楽しめますよ。

幼稚園児のこうたくんが見つけた不思議な生き物、くうたん。
そのくうたんと過ごした、こうたくん一家の夏の出来事です。
抱き枕のような容姿のくうたんですが、家族は違和感なく受け入れます。
このくうたん、シンプルなのに本当にかわいらしいので、
この家族の気持ちも理解できてしまいますね。
特に女の子ははまりそうです。
ところが、見る見るうちに大きくなって、家に置いておけなくなるのです。
このハプニングに、家族はどう対応するのでしょうか。
何気ない家族の様子がそっと浮き彫りになり、
家族愛がほのかに感じられます。
不思議な読後感でした。

娘が「これ、おもしろかたで」と渡してくれました。
くうたんは、結局オバケだったのか雲だったのか、一体なんだったのでしょう。

というより、いやな顔をしつつ家の中に受け入れている両親に妙に親近感が。
お母さんは最後まであんなことしているし、迷い犬や猫を飼う時のシチュエーションにそっくりで微笑ましかった。
家族がリアルなので、結局くうたんが何者でも良くなりました。
不思議で、でも子ども心を刺激するめちゃくちゃ現実的なお話です。

不思議な生き物のくうたんが、「ほわ〜あ　ほわ〜あ」と「のほほ〜ん
のほほ〜ん」として家族の一員となっているのが、とても温かいです。
家族一丸となって、くうたんを守ろうとしたり心配する姿に家族っていいなあと改めて思いました。くうたんの抜け殻で、くうたん人形を作るおかあさんがとても素敵でした。ちょっと昔風な時代を想う絵にも魅力を感じました。ちょっと小さい頃にタイムスリップした感じに思うのがよかったです。くうたんがお嫁さんと子供たちを連れてきたときには、感激しました。不思議な魅力のある絵本です。

「もぐてんさん」に続き、リクエストして図書室から届きました。

また、昭和チック！！
でも、おかあさんが持っている牛乳は、パックなんだけど（＾＾ゞあれ？昭和後半は、パックだっけ？？？
こうたくんは、えなりかずきくんに似てるし（＾＾ゞ
庶民的な生活風景画、なんともなつかしいのです。

くうたんに、家族みんなで対策を練ったり、おとうさんが守ってくれてたり・・・

特に、おかあさんがくうたんの抜け殻でいっぱい作ってくれるくうたんぬいぐるみに感心しました。おねえちゃんも綿入れを手伝っています。おねえちゃんはお人形さんのゆりかごを貸してくれています。

特別ではないのでしょうが、とってもほんわかした家族とくうたんとのふれあいに、ほっこりしてしまいます。いやいや、忙しく、なんだかせわしなくって、家族の機能を果たしていない現代には、新鮮かもしれませんね。

すっかり　やぎさんのファン！！になっちゃいました。

「くぅくぅ」なくかわいいくうたん。
うちの子は、そのかわいらしさに絵本に頬ずりしてむぎゅっとしてしまうほど。
話の展開がはやいので、話がちょっと長くても、子供はあきませんでした。途中、はらはらどきどきもありますよ。
読み終えたあと、家族っていいなとしみじみ思いました。
お話の中で、お母さんがくうたん人形をたくさん作るところあります。
そのおかげで、くうたん人形を作ってほしいとせがまれてしまいました　（＾＾；　

表紙の絵を見て「なにこれ？」とまず興味が沸いた
こうたくんの表情、抱かれているくうたんらしき物体
表紙で、もう子供のつかみはOKでした！

なんだかわからない生き物を家族も犬や猫のように
さほど驚かないことに不思議な空間が漂い始め
自然とくうたんが存在してもおかしくないと思わせてしまう話の展開に、作者の手腕を感じます

絵も優しくて、くうたんは触りたくなるほど
柔らかさが伝わってきます

話は長いかもしれませんが幼稚園くらいの子供たちなら
読み聞かせによいと思います