「うごいちゃ だめ！」 みんなの声

また、ナビでいい本を紹介していただいちゃいました。
ホント、素敵な絵本でした。
「本当の一番」って、なんだろう。って、ことが、読みきかせをした時、子供達の心に残ってくれる作品だと思います。
それにしても、あひるさんのセリフにもありましたが、「こわくてうごけなくなってる」のでなければ、よくまぁ、がちょうさんはあんな危機一髪の事態で、『うごいたらまけ』競争をしていられるもんです。
こういうのは、決してがんばり屋でもないし、負けず嫌いでもありません。
たぶん、あまりよくない例として、作者はあえて描いたのだと思うけれど、この絵本を読んだ子供達には、絶対にマネをして欲しくないですね。
ともかく、最後がハッピーエンドでよかったです。

どっちが一番か、じまんしあっているうちに ”うごいたらまけ” のきょうそうをはじめた　アヒルとガチョウ。
途中でウサギやカラスがちょっかいを出してもうごかない。
このちょっかいのかけ方がそれはもう、ちょっかいのレベルを超えていて
笑えるんですよ｡
そのあと、
ガチョウは夕ごはんをさがしていたキツネに捕まります。
それを見ているアヒルは・・・
このときのアヒルの言葉がいいんですよ。
小学生への読み聞かせにもお薦めです。

あひるとがちょうがどちらがチャンピオンか競う。
泳ぎはあひるが速かった。高く飛べたのはがちょう。
じゃあ、”うごいたらまけ”競争をしようということになった。
動いても、しゃべっても、羽をもぞもぞしてもだめ。
これに勝った方が、本当のチャンピオン。
二匹は、蜂が来ても、うさぎが来ても、カラスがきても動かない。
すごい風に飛ばされても、全く動かない。
そこへお腹をすかせたきつねがやってきた。
二匹を晩御飯にしようと袋に入れて、家へ持って帰る。
大きな鍋に水をたっぷり入れて、火にかけ、いろんな野菜を入れ、さあどっちを入れようか。
がちょうを手にとって入れようとした時、あひるがきつねのしっぽをむしり、かみついた。
「あたしのともだちをりょうりしちゃあ　だめ！」って。
勝負は、がちょうの勝ちだけど、本当のチャンピオンはあひるだって、がちょうが言う。そして、二匹はきつねの残していった野菜スープを仲良く食べる。

あひるがずっと、「いまにきっと、がちょうが動く」と思っているの。
でも、全く動かない。
子供たちも「死んじゃったのかなあ」と心配するくらい。
どきどきしたねえ。

あひるが自分の勝負を捨てても、がちょうが、ともだちが大事と言う気持ちはやっぱり一番。だから、チャンピオン。
ほっとして、うれしい気持ちになった。

　あひると、がちょうの「ひとりきりのチャンピオン」の座を賭けた名勝負！　「うごいたら負け！」競争です。
蜂がとまっても、兎やからすがじゃれても、強い風に吹き飛ばされてさえ、ぴくりとも動きません。　なかなか勝負はつきそうもありませんでした。
そこへ、腹ぺこきつねがやってきて・・・。
大きな鍋に野菜を入れて、とうとう、晩ご飯の用意が始まってしまいました。　「どちらにしょうかな。おなかのいうとおり。」　どちらがお鍋にいれられてしまうのでしょうか？　　　ところが、まだまだ動きません。
このまま、きつねに食べられちゃうの？

　ハラハラ、ドキドキ！　　見ている子どもたちも、勝負に参加しているのかしら・・・と思うほど、カチカチになっちゃって・・・。　　　
でも、大丈夫。　最後には身体の力も抜けて、ホッと一安心！子どもたちの顔にも笑顔が戻ります。
では？　いったいどちらが　「ひとりっきりのチャンピオン」になったのでしょうね。

とても楽しい絵本です。あひるとがちょう、どっちが一番かを「動かない競争」で決めるのですが、もうハラハラドキドキ。読んでいる私の方まで力が入ってしまいます。２年生の教室で読みましたが、子ども達もみんなじっと固まって、だるまさんが転んだ状態でした。動物たちの表情が豊かで、思わずどっちも応援してしまいます。絵が大きくて遠目が利くので、おはなし会などでも、みんなで楽しめますね。

仲良しのアヒルとガチョウがどっちが一番か比べっこをはじめましたが、決着がつかず動かない競争で一番を決定することに。ハチやうさぎにいたずらされても、どっちも動きませんでしたが、強い風に飛ばされてしまいました。そこへキツネがやってきてガチョウをシチューにしようとしますが、動かない競争で意地をはっている２羽は・・・。お鍋にガチョウを入れようとしたとたんアヒルがキツネに噛みつきます。ハラハラどきどきの絵本です。意地をはっているけれど、仲良しの２羽がいいですね。

あひるとがちょうのおはなしです。後半にオオカミが登場してドキドキします。読み終わった後に、泣きながら笑っちゃう絵本です。＜絵＞もステキで、初めの１ページから、この絵本の世界に入り込めます。