題名からして食育系の教訓めいたお話かと思いきや、さにあらず。
イギリスの子供たちが選ぶ2001年 チルドレンズ・ブック賞絵本賞 大賞受賞作と但し書にあったのも頷けるお話でした。
登場するのは、ママと娘のデイジー。
デイジーはおまめが大嫌いで、何とかママはデイジーのおまめを食べさせようと、ご褒美の提案をするのですが、それが段々エスカレート。
これって、やはり絵本ならではの世界で、絵で表現されているから楽しくてたまらなくなるのでしょう。
そのご褒美の内容が、凄い発想です。
でも、ご褒美には屈しないで、デイジーは逆にママに提案。
そして、こんなオチで良いのという終わり方。
食べたら○○○あげるというのは、あまり感心しませんが、こんな描き方ならOKかなと思わせるくらい、飛躍した大きなスケール感のある絵本でした。
それと、デイジーの絵ですが、何所か日本の絵に近く親近感を覚えました。
純粋に楽しめる絵本としてオススメします。