『ものすごくおおきなプリンのうえで』の二宮由紀子さんの作ということでセレクト。
なるほど、カンガルーとくれば、あべ弘士さんの絵なら間違いはありませんね。
ぼんやり屋のカンガルーママがお昼寝から目を覚ましたら、
お腹のポケットにいるはずのルルちゃんがいない!騒動です。
探し回っている時に、なぜかポケットに入っていた品々が笑えます。
でも、ちゃんと役立っていそうなのでびっくりですね。
民話風の繰り返しの展開と思いきや、後半は転調。
意外な顛末でルルちゃんが発見されます。
カンガルーママのぼんやり屋全開で、一気にラストへ。
でも、ラストのルルちゃんの言葉が秀逸です。
これは嬉しいですね。
ポケットから出てくる突っ込みどころ満載の品々。
作者の力量に、脱帽!
絵も、細かいところまで配慮があって素敵です。
(大小のヘルメットに拍手!交通安全ですね!)