出前というと、家で待っていれば、むこうからおいしい料理を届けてくれるもの。
だけど、「ふしぎなでまえ」だけに、この絵本の出前は、ちょっと変わった出前。
「ふしぎな」というからには、なにか不思議な食べ物が出前でやってくるのかなぁと思ったら、はずれ。
なんと、出前にやってくるのは、空の皿ばかり。
出前にやってきたお皿たちが、腹いっぱい食べさせてほしいとねだるんです。
そして、一生懸命においしいものを食べさせてもらって、はじめて、おいしいものが出前してもらえる。
なるほどー。
働かざるもの食うべからず、ですね。
ものぐさなじゃがさんとさつまさん、ものぐさで有名だったけれど...
やっぱり働いた後の出前はおいしかった様子。
お口をいっぱいにあけて、おいしそうに食べる絵がとても気持ちいいですね。