「ふしぎなでまえ」 みんなの声

かがくいひろしさん、大好きです！
５歳の長男のために借りた絵本だったけど２歳になったばかりの次男もすっかりはまって何度読まされたことか
長男は絵の細かい部分を楽しみ、次男は”シャッシャカ　シャッシャカ…”と料理する場面で音が楽しいのか踊り始め（笑）
読んでるこっちも楽しくなっちゃいました

かがくいひろしさん、すっかりハマって、いろんな作品を読ませてもらってます。
これも期待を裏切らないストーリーでした。

ものぐさのじゃがさんとさつまさんが出前を頼んで、やってきたのは、お腹をすかせた空っぽのお皿と丼・・・！

こんな出前があったら・・・いやだー！（笑）

なんともおかしい、笑えるお話です。


それにしてもお料理の絵が美味しそう！お腹が空きますね♪

『だるまさんが』でご存知のかがくいひろしさんの作品です。
ふしぎなでまえってホントに不思議〜な出前です。
だって出前を取ったのに
とった人が料理を作らされるんですもの！！
じゃあ出前をとった意味あるの？！ってカンジですが＾＾；
まずいと言われてくやしくて作り直す場面で
シャッシャカ　シャッシャカ　トントカ　トン
ジャッジャカ　ジャッジャカ　シュッシュカ　シュッ
というところがお気に入りです。
擬音のつけ方がうまいです☆

我が家では稀にラーメンの出前を頼むことがあるので
でまえの絵本なんてなかなかないなと思い手にとりました。

話の展開がおもしろく、ふしぎなでまえという題に納得！
楽して出前をたのんじゃえ〜とやってきたのは空っぽのお皿たち。
食べるつもりが作ることに。

やる気ゼロのじゃがさんとさつまさんもメキメキとやる気アップ。
そのコンビの表情が楽しく絵で表現されていて
ププッと笑ってしまいます。

色合いはシックな印象ですが表情豊かな絵がみどころです！

出前を頼んだ、ものぐさ者のじゃがさんとさつまさん。
でも、やって来たのは、空っぽのお皿たち。

？？？

そうでした、この絵本のタイトルは「ふしぎなでまえ」。
永遠に続きそうな不思議な出前、なんだかちょっと
ミステリアスな感じになってきてます（笑）

固定観念を覆される、かがくいひろしさんの発想は、
絵本の域を超えているのかもしれません。

絵本の続きは読者が考えても楽しいかも。

え、だから、今のはなんだったの。なに、この長新太のような読後感は。
私の感想とは裏腹に、娘は途中でプッと吹き出し喜んで聞いていました。

なんでやねん。ツッコミも入り、最後まで喜んでいました。
ノリもいいし、これは読み聞かせ会でウケるかもなぁ。

これを読んで以来、かがくいさんの作品に母子ともにはまりました。

図書館でこの本をみつけ、思わず娘に、
『ちょっとこの本おもしろい〜、読んでみてよぉ』という感じです。

奇想天外な話の流れ、大胆でありながらも受け入れやすい絵のタッチに
『こんなのありなのぉ！？』と思いつつ、たまらなく引き込まれます。

だるまさんシリーズで、かがくいさんにはまって、ふしぎなでまえを読んでみました。
そしたら…。
主人公は、ジャガイモとサツマイモ！
さらに…！
出前を頼んだはずなのに、空のお皿がやってきて、「ごちそうしてくださるそうで！」なんていわれたら…
びっくりですよね。
しかも、適当に作ったらまずいっていわれるし…（笑）。
じゃがさんとさつまさんは、頼んだ品物を食べられるのでしょうか！
と、どきどきしながら読んでいました。

読む人を、ぐいぐいとひきよせるものがあります。
それは、不思議なイラストであり、文章でもあるのですが。
子どもだけでなく、大人にも読んでほしい一冊です。

でも…カレーライスって、ジャガイモはいってますよねぇ？
…ともぐい…？

かんたん便利な出前が、なんと自分で作って食べさせてから出てくるという恐い（？）お話。
おいしく食べてもらう料理って、実はとても大変なのに、文句は言えませんね。作るお母さんの気持ちにも気づいてもらえそうな本です。
でも最後に出てくる出前は、ちょっと作るのは無理・・・。
続きを想像して話し合うのも楽しそうです。
娘は１歳ですが、表情がわかりやすいのでじっと絵を見ていました。

出前を頼んだはずのジャガイモとサツマイモのコンビ。
でもやってきたのはお皿だけ・・・

自分で作ることになるなら出前じゃない。と、
大笑いの息子。
本当にこんなことが置きたらと思うと、怖い母。
でも、光の中を材料が降りてくる場面は
見てみたいな〜と、真剣に考えてしまいました。

かがくいワールドの面白さが詰まった1冊でした。
読み聞かせでも使いたいです。