ロシアの代表的な動物文学作家ビアンキさんの指導を受けたスラトコフさんの作品。
作者が目撃したエピソードが、動物たちの視点で語られ、
動物に精通したあべ弘士さんの絵が生き生きと伴走します。
<キツツキは森の大工さん>
キツツキが、木に自分が掘った穴に、いろいろな動物たちが住んでいることに気づくエピソード。
キツツキ同様、そのラインナップにびっくりです。
キツツキと動物たちの問答が軽妙で愉快です。
<きかんぼうの子グマ>
少し危険な目撃エピソードですが、それだけに臨場感たっぷりで貴重です。
知りたがり屋の子グマは、エサを探しますが、なかなか苦戦しているようです。
ついに母グマに見つかりますが、ここからがびっくりエピソード。
母から叱られてしまうなんて!
こんなしつけもあるのですね。