ユキガチョウのエリックは、同じ仲間の中からマチルダというメスを見初めました。
見た目は他の仲間たちと、どこも違いはないのに、マチルダだけの表情が描かれています。
これが恋心でしょうか。
エリックはマチルダの気を引くために、トリッキーな行動を繰り返します。
馬鹿になれるのも恋心でしょうか。
そんな時に、マチルダはスンとしています。
後から、マチルダはエリックを無視していたわけではないのです。
きっと変な男にしか見えなかったのです。
エリックは、「言葉で伝えてみたら」と、考えてみれば当たり前のことをアドバイスされます。
こんな回り道が青春かもしれません。
お互いの心を繋いだのは言葉でした。
でも、考えます。
いきなり「好きです」と言われても、マチルダは反応できなかったのではないでしょうか。
マチルダは、エリックの自己アピールで、彼の人となりを知ることができたのです。
やっぱり人は行動することで可能性に近づいていくのです。