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うらしまたろう」 みんなの声

うらしまたろう 絵:秋野 不矩
再話:時田 史郎
出版社:福音館書店
税込価格:\1,100
発行日:1974年3月25日
ISBN:9784834004137
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,530
みんなの声 総数 37
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  • 納得いかない昔話ナンバーワン

    • AAさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    私にとっては、なっとくいかない昔話ナンバーワンは「うらしまたろう」です。海外版は人魚姫なんだけど・・・。

    たまてばこを開けておじいさんにされてしまうなんて、亀を助けたのになんて仕打ち・・と子供心に相当腹がたちました。したきりすずめのおばあさんくらいならいいけど。

    でも、内容はともかく幻想的な絵とひきこまれる文章はとっても好きです。
    子供も長い話しながら、よく最後まで聞きました。
    この本では助けた亀はおとひめさま自身で、うらしまたろうのことを猛烈に愛しているんだなということを改めて知りました。

    もしかしたら、たまてばこはひきとめたにもかかわらず自分をおいて里にかえってしまったたろうに対する嫉妬からのものだったのかとも思います。

    でも、更なるなぞは2つ。
    陸の世界では300年経っていたそうなのですが、たまてばこをあけたら白髪の老人になっただけ。たまてばこが時間をもどした道具だと解釈していた自分は、また??

    「このたまてばこをもっていたらまたあえるかもしれません。でも、絶対に開けてはいけません。」
    といった乙姫。
    これって、開けずにずっともっておけということなのか?おとひめさまは一体たろうに何をしたかったのかなぞです。

    誰か、解説をしてください。
    でも、昔話ってこの矛盾を考えるのか面白いような、ぜひ読んでみてください。

    投稿日:2007/04/17

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  • 美しい絵が物語を引き立てます。

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子12歳、女の子9歳

    良く知られた昔話。だからこそ、子どもに訴えかける文章と絵で伝えたい。そんな期待に応えてくれるのが、時田、秋野版のうらしまたろうだと思う。美しい絵がうらしまたろうの物語の物悲しさを引き立てています。沢山出版されているうらしまたろうですが、選ぶならこの一冊を。

    投稿日:2007/03/28

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  • 情念の世界

    万葉集や日本書紀、御伽草子など、多数の文献に記述が認められる、
    昔話中の昔話(?)うらしまたろうです。
    幼稚園でも読んで貰ったことがあるらしく、
    あらすじをちょこちょこ話すのですが、
    なぜか、「竜宮城で接待を受ける」ところまでしか、話しません。
    それで終わり?ときいても、「うん」
    「最後浦島太郎はどうなった?」と聞いても「竜宮城へ行った」
    「乙姫さまに何もらった?」と聞いても、「知らなーい」
    …こりゃ、ちゃんと読み聞かせしないとなあ、と思い、借りてきました。

    一番読みやすい文章で、絵もきれいだなあ、と思ったのが、この福音館バージョンでした。
    皆さんかかれていらっしゃいますが、この絵本の中では、カメが乙姫様の化身。
    竜宮城には、竜王がいらっしゃいます。
    浦島太郎が、里に戻りたくなったきっかけは、竜宮城の中にある、不思議な部屋。
    へえ…と読んでいるこちらも、面白いなあ、と思いながら読みました。

    浦島太郎は、あまり怖いところのない昔話、と思っていましたが
    (最後は別として)
    今こうして読んでみると、浦島太郎と、乙姫様の関係はなんともいえないものがありますね。
    乙姫様との生活より、里へ帰ることを選ぶ太郎。
    「けっしてあけてはなりません」と玉手箱を渡す乙姫。
    なんとも深いというか…情念の世界というべきか…

    息子はやはり、最後が難しかったようです。
    竜宮でのの時間と、里での時間が違っているということと、
    玉手箱をあけると、老人になる、ということは、
    先生から、大勢の生徒に対しての読み聞かせでは、想像がつきにくいのかもしれません。
    (何度も繰り返し、読んでもらったわけでもなさそうですから)
    また、私自身もなかなかうまく、説明が出来ませんでした。
    最後が印象に残っていなかったのも、納得です。
    ぜひ、また読み聞かせたいと思った一冊でした。
    息子に、この何ともいえないせつなさが分かるのは、いったいいつのことでしょうか?

    投稿日:2006/09/18

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  • 乙姫さまがカメだった

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    ♪昔、昔、うらしまは〜♪だれもが知っているお話です。
    いろいろでていますが、読みやすく、絵とお話がとてもよく調和がとれていると感じこの本を選びました。浜辺のシーンはどんよりと寂しげで、竜宮のシーンは明るく美しく。太郎の心情をていねいにうつしだしています。
    カメが乙姫さまだったり、冬の海をみてふるさとを思い出したり。再話によって違いがあるとは思いますが、新しい発見があり楽しめました。あまりにも有名な話しなので、なかなか手にとらずにきてしまいましたが、一見の価値があると思います。

    投稿日:2006/06/29

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  • 少し早かったかな?

    有名な日本昔話なので娘にも読んで聞かせたかったので読みました。でも3歳の娘にはまだ少し早かったかもしれません。いつも読んでいる昔話よりも絵が大人っぽいかんじだったし文章も長かったからいつもより食いつきが悪かったです。またもう少し年齢を重ねたら読んであげたいです。

    投稿日:2006/06/23

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  • 絵本ならでは

    昔話の絵本っていろいろ出ていて選ぶのに迷ってしまいますよね。私は、そんなとき、絵や言葉が丁寧で美しいものを選ぶようにしています。

    この絵本の絵は、日本画家 秋野不矩によるもの。物語にふさわしい色彩でとても美しいと思います。子供たちが日常、日本画に触れる機会なんてめったにないもの、なのに絵本では、たやすく目にすることができるのだから、そういう絵本を選ばなくちゃもったいないって思います。

    私が子どもの頃から知っているうらしまたろうって、なんとなく竜宮城にとどまってなんとなく里が恋しくなって里へ帰って・・っていう感じだったのですが、この絵本の「うらしまたろう」はストーリーに必然性があって、子どももすごーく納得するんです。
    たとえば、竜宮へ着いたたろうは、おとひめの父竜王に、
    「もう、おまえはひとのこではない。りゅうおうのこになったのだ」と言われる。聞いている子どもにはこの竜王の言葉が重くて、「ああ、たろうは、だから竜宮にとどまるんだ」と納得するみたい。
    里が恋しくなる場面では、おとひめに面白い部屋があると案内されて行ってみると、春夏秋冬4つの窓のある部屋で、冬の窓を開けたら、北風の吹き荒れるふるさとの冬の海がみえ、急に里が恋しくなった。「そりゃそうだよね、帰りたくなるよね」って読んでいて、たろうの気持ちに添うことができます。

    文章・画とも、とってもおすすめです!

    投稿日:2006/03/10

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  • 楽しきかな、古典

    • ウィスターさん
    • 30代
    • パパ
    • 大阪府
    • 男の子3歳、男の子2歳

    誰でもご存じの「うらしまたろう」の物語です。時田さんの文章は、いかにもおじいさんが孫に語ってあげるような優しく、でもちょっと寂しげな文体で、物語の流れにもよく合っていて大変読みやすいです。秋野さんの絵は美しく、海の描写などは読みながらみとれてしまいます。「ももたろう」「いっすんぼうし」「したきりすずめ」と一緒に購入したのですが、長男はこれら古典を大変気に入っています。絵本ナビで見ると、こういった古典作品へのレビューが少ないのですが、もっともっと読まれていいと思います(皆さんご存じの内容なんでわざわざ書く必要もないということもあるかもしれませんが)。
    ところで、宴で舞い踊っていたのは鯛やひらめではなく、インドネシア風の人影だったのにはちょっとびっくり。あと、助けた亀自身が乙姫さまだったんですねえ(いろんなバリエーションがあるのでしょう)。

    投稿日:2004/10/22

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