冬の森、おじいさんの落としていった《てぶくろ》に、
動物達が次々とやって来て住みつき、
《てぶくろ》は今にもはじけそう!
まず、動物達のネーミングがいい。
くいしんぼねずみ・ぴょんぴょんがえる・はやあしうさぎ・・・のっそりぐま。
何度も繰り返されるこの名前は、ユニークで親しみやすい。
また、《てぶくろ》に床下ができ、梯子が付き、
テラスができて、煙突が立って・・・と、
どんどんリフォ―ムされていくので、
今度はどこが変わったかが気になって、前の頁と比べたくなる。
厳しい雪の寒さの中、今にもはじけそうな手袋に、
みんなで身を寄せ合っている姿が、
心も身体も暖かそうで楽しそうで、とても好きだ。
動物たちが着ているロシアの民族衣装も印象的で見飽きることがない。
リズミカルな会話と夢が広がる絵など、あれもこれもさすがだなァ!!