小さい頃たくさん木登りをしたり、秘密基地を作ったりと
男の子みたいな遊びをしていました。
そして主人公のかおるの様に「おおきなき」が家の前にあったらどれだけ楽しいだろうと想像もしました。
かおるの想像はだんだんと膨らんでいき、それとともに大きな木がずんずんと高くなっていきます。
そしてそこには小屋があるのです。子供たちだけの世界。最初は独り占めしたくなるでしょう。
でもそれだけではもったいなくなります。こんな素敵な空間なのだから。
だから私達にもおすそ分けしてくれているのですね。
お気に入りをたくさん持って、そこで過ごす1年は四季を感じられます。夢のある楽しい絵本。
想像だけで終わらずかおるとお父さんが、本当に木を買いに行くのがまた微笑ましい。