追いかけると逃げていくのに、じっとしているとやって来る、ちょうちょってそんな虫かもしれません。
舞台はアジアの小さな村とありますが、草木や自然がいっぱいで、床下では牛を飼っている、高床の木の家、とても牧歌的な背景に見とれてしまいました。
少年がきれいな赤いちょうちょを捕まえようと追いかけます。
少年時代を思い出しました。
なかなか捕まらないちょうちょですが、横になっていたら向こうからやってきました。
少年は、もう捕まえようとはしないで、気まぐれなちょうちょと一緒の時間を過ごすことにしました。
あるがままを受け容れるのも素敵な過ごし方かも知れません。
少年とおばあさんの、ゆったりした時間が感じられて、自分も脱力することができました。