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ウミガメと少年を読んで、とても感動しました。私はこれまで野坂昭如さんの講演会によく行きました。また野坂昭如さんが歌われていた黒の舟唄という曲は大好きでした。20代の頃から私は黒の舟唄をいつも歌っていました。だからこの本はひじょうに親近感がありました。これは戦争といのちについてしっかり考えさせてくれるお話だと思います。ひじょうに悲しい結末ですが、悲しみを通して様々な問題を投げかけていると思います。素晴らしいの一言に尽きます。
投稿日:2021/03/30
柳田邦男さんが、戦争と平和をテーマにお薦めされていた作品。 野坂昭如さんの戦争童話集沖縄編です。 読み物の分量ですが、美しいスケッチ画が静謐な印象です。 後半は英訳版。 その意図を感じます。 壮絶な沖縄戦の様子を、ウミガメと少年の視点から描いてあります。 毎年浜辺に卵を産みにやってくるウミガメ。 その目に映る変化が粛々と語られます。 そして、その様子を見ていた少年。 爆撃を心配して、砂地に埋められた卵を救出する少年が、 割れた卵に取った行動とその後。 命の象徴ともいえる卵をめぐって展開する運命が余韻を残します。 粛々としたウミガメの生態が、人間の愚かな行動をくっきりと浮かび上がらせているように感じました。 小学校高学年くらいから、静かに感じてほしいです。
投稿日:2020/08/22
産卵のためにウミガメが訪れた沖縄は、アメリカ軍の攻撃のためにいつもと違っていました。 家族を失って一人逃げまどう少年は、様々な残酷なシーンを見ながら海にたどり着きます。 男鹿和雄さんの絵が、風景画の様にゆったりとしていて、感情的でないのが、かえって悲惨さをじわじわと伝えています。 ウミガメの卵をすすって、ついには海に沈んでいく少年は、やっと安らぐ事ができたのかもしれません。 ウミガメにとって、戦争など無関係なだけに、織り込まれた戦争の悲惨さが奥深く感じられました。
投稿日:2015/08/05
悲惨な戦時下のようすを、文章と絵が淡々と描写していきます。 絶望をこえた極限状態で最後をむかえた少年は、おだやかに見えます。言葉にできない想いがこみあげてきました。 海の底に沈んでいった少年の魂は、今も海の中をさまよっているのでしょか。
投稿日:2010/07/30
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