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さだおばさん」 みんなの声

さだおばさん 作・絵:原田泰治
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1994年09月
ISBN:9784062072786
評価スコア 4.14
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  • 懐かしい風景と哀愁

    原田泰治の数少ない絵本の1冊です。
    今では私もピンとこない信州の山奥の森林鉄道のお話ですが、とても抒情豊かな物語になっています。
    行商のさだおばさんは、森林鉄道を使って山奥に出かけてくる行商のおばさんでした。
    戦死したご主人を思いつつ、森林鉄道に乗って山奥に住んでいる人たちに生活用品や食料を運んでいました。
    そのさだおばさんが、森林鉄道の駅長さんを引き受けることになります。
    さだおばさんは人々からとても好かれているのですが、春先の雪崩に命を失ってしまいます。
    今はもうないという森林鉄道のお話。
    原田泰治が日本各地を回って描く日本の原風景の中に盛り込んだ物語、とても哀愁を感じました。

    この絵本は、さだまさしと原田泰治の出会いの一冊だということです。

    投稿日:2010/06/04

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  • さだおばさんは、山桜の下で眠る

    戦士したご主人の大好きだった山桜の下で眠るさだおばさんは、村の人々に愛され、慕われ、行商の仕事から、駅長を任され、なんでも揃っているお店で働いてとても幸せだったと思いました。「まつざわデパート」と名づけて村人に必要とされて生きがいがあった人生だったと思いました。風景画がとても素朴で郷愁を感じました。春になったら山桜を見に行きたいです。

    投稿日:2018/10/15

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  • 哀愁の絵本

    地域の在り方が変わりゆくのを哀しみをもって見るしかない無力さを知りつつも、その無力さに酔いしれるのは違うのだと気づかされる一冊です。ちょっとしたこと、悲しみつつ弔問客用の料理のために人参を切るおばさんの割烹着姿などが描かれているところに作者の郷愁がこめられているような気がします。二度とは戻らない時代を絵本に閉じ込めた雰囲気、この絵本と同時代に生きた人のほうが読むのにふさわしいのだろうと思いました。

    投稿日:2017/02/26

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  • なぜ「さだまさし」さんの検索で出てくるか

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    「さだまさし」さんの歌のことで知りたいことがあって、検索をかけたら、なぜかこの絵本のタイトルが出てきたので、気になって図書館で借りてきました。

    この答えはこの絵本の後書きを読むとわかります。

    ストーリーやキャラクターに「さだまさし」さんは全くといっていいほど関係なかったのですが、
    『さだおばさん』はとってもよかったです。
    表紙の山間の小さな村の小さな駅(?)もよかったです。
    さだおばさんのお店は、今でいうところのキヨスクか、駅構内にできたコンビニみたいなものでしょうか?
    村の大人や子どももさだおばさんが大好きなようで、交流的なことはあまり詳しく描かれていませんでしたが、おばさんがいなくなった後の村の感じは火が消えたようでした。

    とても心に残る素敵な作品でした。
    読んであげるなら小学校高学年以上でしょうか?
    少し昔の「行商」とかいう言葉が、何となくでも理解できる年頃のお子さんたちからお薦めします。

    投稿日:2012/10/20

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  • 悲しいお話ですが・・

    小さな森林鉄道で毎日行商に来ていたさだおばさんは、村のみんなに信頼され、駅長として村に引っ越してきます。駅にはさだおばさんの夢だった店も併設され、駅長としての仕事にも励みます。

    しかし、ある時、鉄道の点検中に雪崩にのまれて、さだおばさんは亡くなってしまいます。

    このお話の結末はとても悲しいのですが、子供達は何度も読みたがりました。きっと、田舎の森林鉄道という未知の世界を背景に、村の人たちとさだおばさんの生活が温かく描かれているからでしょう。

    投稿日:2011/12/14

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  • 悲しい

    さだおばさんの人生を描いたお話です。

    駅長さんに任命され、みんなに愛されていたさだおばさんが、雪かきをしていると雪に埋もれて死んでしまいます。
    なんだかとっても切なくて悲しいお話ですが、町の人々に愛されていたさだおばさんって素敵だなぁと思いました。

    悲しい中にも、人間としての大切なものを持っている町の人々の温かさに触れた一冊だと思いました。

    投稿日:2008/05/30

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