ちょうどこの絵本を手渡す前、ふとした瞬間に、娘が
「ママ、ありがとう。Jの気持ちわかってくれて。」と、私に言いました。
そして、本を読み終えた後に、もう1度、今度は私から、
「ママはJの気持ちをわかってあげているかなあ?」と尋ねてみると、ちょっと照れくさそうに、肯いてくれました。
ところが、そのすぐ後に、またなんでもない一言で、
「やっぱりママは、全然わかってな〜い!」と言われてしまいました。
う〜ん、難しいですね。わかっているようで、本当は全然わかってない、というのが正しいんでしょうか?
コブタのつぶやきの一言一言が、ずしん、と胸に響きます。
日頃のあれこれを振り返りながら、少し後ろめたいような、申し訳ないような気持ちで、コブタの言葉にじっくりと耳を傾けました。
よく似た場面が、日常の中でも繰り返されています。
子どもが本当に好きなことってなんだろう?、子どもの本当のよさって何だろう?、子どもの本当の気持ちってどこにあるんだろう?・・・いろいろな思いがよぎります。
子どもの気持ちを受けとめてあげられる親になりたいなあ・・・心からそう思います。