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表紙のぷっくり膨らんだハリセンボンのイラストに惹かれ、手に取りました。 くりくりとした目の愛嬌ある表情のハリセンボン。とげで覆われた丸い体は、いったいどうなっているのだろう?とふしぎでたまりません。 この絵本では、ハリセンボンの外見だけでなく、体の中の能力、意外な暮らし方などなどが解説されています。 イラストがキュートなので、勝手にかわいいお話かと思ってしまったのですが、本格的な科学絵本でした。この本を読んでから水族館へ行ったら、より興味深く観察できると思います。
投稿日:2022/03/20
水族館勤務の経験のある、大学名誉教授による、ハリセンボンの科学絵本です。 ユニークな絵でおなじみの石井聖岳さんが、正確なハリセンボンの様子を描き出します。 ハリセンボンって、名前を聞いたことがあるけど、のレベルだったのですが、 奥が深いですね。 題名にもある、膨らむ仕組み、凄いです。 そして、メインの産卵の様子、ウソのような本当の話です。 水族館での観察が、その生態の解明につながったというのも魅力的ですね。 そう、水族館って、生き物たちの不思議に触れる場所なんですね。 不思議へのアプローチが素晴らしいです。 小学生くらいから、海の生きものの世界を体感できると思います。
投稿日:2018/07/29
「絵本 海の生き物」シリーズの中の1冊、ハリセンボンについて描かれています。 ハリセンボンがどのように大きく膨らむのか?フグとの違いも分かりやすく説明されています。 マンボウやカワハギなども、ハリセンボンと仲間というのも、初めて知りました。 そして、最大のポイントは、ハリセンボンの産卵についてです。 金沢の水族館で世界初の産卵に成功したんだとか・・・とっても興味深い絵本でした。 地球の温暖化までが書かれてあり、年長さんぐらいから、小学校高学年まで、楽しめる科学絵本です。
投稿日:2012/07/22
石井聖岳さんの絵の魅力にハマっていて、探してきました。なんと、科学絵本のシリーズです。 石井さんの描いてくれたハリセンボン、ひょうきんなのにリアルで可愛いです。作者の鈴木克美さんは元々水族館の館長をされていた方で、大学の名誉教授でもあり、農学博士でもあるそうです。 内容を読んでいても分かりますが、とっても魚が好きな方なんですね。 科学絵本なのに、わかりやすくて、面白くて絵も遠目が利いてよかったです。 特に「ハリセンボン」の産卵の仕方が個性的で面白いと思いました。 読んであげれば小学校2,3年生からでも十分楽しめると思います。
投稿日:2012/03/29
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