「ゆめきちくんと オリエント急行じけん」 みんなの声

トルコのおじさんを訪ねたバクのゆめきちくんは、オリエント急行で帰ります。
車中で読書に夢中になっていたゆめきちくんですが、朝目覚めると大切な本が無くなっていました。
ゆめきちくんは本を盗んだ犯人は列車内にいると推理し、犯人捜しを始めました。

イスタンブール駅や列車の客室や雪景色など、とても素敵で国際列車の旅の雰囲気が味わえます。
鉄道に興味があるお子さんは、楽しめると思います。
列車が雪の吹きだまりに突っ込んだところで、お話が終わり。
アガサ・クリスティだと、ここで事件が起きるので、なんかあっけない感じがありました。
でも、ゆめきちくんも乗客も大切な本も無事で良かったですね。

大人がオリエント急行と聞くと、ついつい殺人事件！と思ってしまいますが、ご安心ください、この絵本はゆめきちくんの大事な本が無くなった犯人を捜すお話です。
ハラハラドキドキ、子どもは次のページを早くめくってほしいと感じてしまう面白さがあります。
裏表紙には、実際のオリエント急行が走っていた地図があったり、エピソードも載っています。
色もきれいな本です。