2019年に、南米アマゾン地帯で発生した大規模火災を思い起こすには、なんとも神秘的でスピリチュアルにも感じさせる絵本です。
それだけ、地球規模で発生している環境破壊に無関心でいることを反省しました。
今、世界規模となりそうな戦争や、事件等の報道に意識は忙しすぎるのです。
全てをひっくるめて、地球崩壊までを連想させる出来事でもあることを考えざるを得ません。
ジャングルに棲息する動物たちの話です。
夜明けを待って暗闇の中を歩いて行く動物たちが、夜明けだと思った明かりは、大地を焼き尽くす大規模火災でした。
自然発火による火災でした。
動物たちは逃げ惑います。
降り始めた雨によって火は収まり、助かった動物たちは夜明けを迎えることが出来ました。
これは願いであり祈りでしょうか。
世界のあちこちで起きている山火事を思い起こしました。
山火事とは真逆な大雨で起こっている土砂崩れを連想しました。
それだけ様々な事が起きているのに、自分だけは大丈夫だという不思議な心理構造を誰もが持っているようです。
どうすれば良いのかを考えるには、物事が巨大過ぎるからでしょうか。
意識として無力な私たちは、この絵本に描かれた動物たちと一緒です。
私はどれかな。
カピバラかな。
大人しいけれど、かつては食用として人間の狩猟対象だった動物だそうです。