ないしょのことを言わずにいると、オバケが出てきて、代わりにそのないしょの話をしゃべってしまう。
女の子サラは、どんどん増えていくオバケに追い詰められます。
子どもならきっと誰でも経験することではないでしょうか。
言いたいけど、なかなか言えないこと。
私も子供の頃のことを思い出しました。
このオバケは、子供の不安な気持ちの表れなのではないかと思いました。
ちゃんと話して不安もなくなれば、オバケもどこかへいなくなってしまう。
不安や悩みを抱える子どもへのエールになりそうな絵本です。
オバケに悩まされていたサラ。
笑顔を取り戻した姿は、とっても幸せそうでした。