一応本としては、右から左へ開いて読み進むのですが、最後まで読み終えても最初に読み返すこともできる、とても不思議な本です。電車としては、行きも帰りも同じ道を通るわけですが、当たり前なのですよね。でも、それを絵本で実現してしまいました。
トンネルをいくつもくぐって、どんどん景色が変わっていく様子も楽しいですが、トンネルの中での乗客の様子もどんどん変わっていくのがおもしろいです。1歳10ヶ月の息子は、食べ物を食べている人がとても木になるみたい・・・。電車が大好きなので、いったり、きたり、何度でも読み返して楽しそうです。そして、車輛が東海道線(緑とオレンジの車体?)に似ているので、手持ちのおもちゃにそっくりで親近感もあるのでしょう。
お気に入りの一冊です。