この本の中には8つの顔があります。どの顔も目の部分が丸く穴が開いていて、顔にあてて遊びます。絵本というよりもまさに「おめん」。ブタ、サル、パンダ、イヌ、ライオン、ゾウ、りんご、スイカおばけの顔。身近な動物なだけに子供も喜んでいます。低月齢から幼児まで幅広く見れます。低月齢でもママの目が動物の顔の穴から出ているし、声はするし、でも顔はママじゃないしで戸惑う表情は何とも言えません。絵本をどけてママの顔を出してみると戸惑った表情から、一気に笑顔になる切り替わりの表情はいとおしくなっちゃいます。最期のページはスイカおばけ。ベロがビヨーンと飛び出してくるのでビックリ!!ちょっと脅かしちゃう意地悪な事もしちゃいます。幼児くらいになると子供も最後のページが近づくのが分るみたいで、身構えます。時には逃げ出したり、反対に戦闘モードになったり。いろんな遊び方ができて楽しいおめん絵本です。子供もママの真似をして自分で絵本を持って穴から覗いて、泣き声を真似したりして楽しそう。きっと読み聞かせが苦手なパパでも子供との楽しいコミュニケーションの一つにもなると思います。