子供の頃、水の生き物を探すのが大好きだった私...
夏になると、近くの川に行き、メダカやタニシを採っては遊んでいました。
弟と二人でタオルを広げてそっと水の中に沈め、
その上に泳いできた小さな魚をさっとタオルを持ち上げて捕まえるのです。
また、バスで10分ほどの行った先の山に友人と行き、
谷間の小さな水の流れの中を歩きながらそっと石をどけて、小さなカニ探し...。
この絵本は、そんな懐かしい思い出を呼び戻してくれる絵本です。
少ない文章ですが、その一つ一つの言葉に暖かさが溢れています。
そしてそこに書かれた優しい絵に出てくる生き物達の様子に思わず笑顔になります。
逃げては寄ってきて、逃げては寄って来るめだか達の姿に、
あ〜、こんなだったわ。と楽しませてくれるのです。
この絵本は2歳児の読み聞かせに読もうと選んだ絵本ですが、
すっかり私のお気に入りになりました。
子供たちも生き物の絵本は大好きです。
ジーッと目を輝かせて見てくれました。