ヤマダさんはひとりぼっち、そして何もすることがありません。
そんなヤマダさんは、ある日、自分のうちに庭があったことを知ります。
そして、庭を歩きながら、いろいろなことを思い出しました。
出会ったけれど忘れていた人、やりかけのかくれんぼや決闘、ライオンや魔女を助けたこと、クラリネットを習っていたこと、自分が何者だったか、そして、本当にやりたかったことは・・・。
どちらかというと、大人向けの絵本だと思います。特に、仕事や子育てなど一段落し、なんとなく手持ち無沙汰、どうしたら良いかわからない、これから如何に生きようか?と立ち止まって考えている世代の人におすすめ。
そうかぁ。私にも「私の庭」があるはず。「庭」を探検してみよう。きっと何か見つかるはず!とそんな気になりました。
だって、『だれにだって庭がある』のですからね!