思わず笑ってしまう面白い部分を読み手が抑えて、さらっと読んであげられるようになったら「おっ、自分も読み聞かせの腕が上がったな、、、」と控えめな自画自賛。私も最初はウマソウとの出会いの場面でその面白さ(「面白い」というリアクション)を出して(出てしまって)読んでいたのですが、最近は少し抑えつつさらっと読めるよう心掛けています。抑えた読み方が成功すると息子は「...ぼくのなまえウマソウなんでしょ」の部分で読み方に気をとられるのではなく、内容の面白さで笑っていました。私としては「やった」の気分、でも気は抜けません、お話が終わって「おしまい」と言うまでその抑えた読み方でお話自体の面白さを共に(読後に)味わいたいなあ、、と思います。
よくやってしまう読み方は面白い場面、良い場面のちょっと前あたりから読み手の自分が既にその場面が「来るぞ」という気持ちが入ってそれが読み方に出てしまうこと、、、(笑いが出るような面白い本の場合はなおさら)その辺をちょっと抑えて読めるようになったら、「自分もなかなかやるな」とホメテあげてください。この本はそんな事を意識して(練習して)読むには最高の面白さ、だって面白くてあとでちょっぴり、、、な本ですから。