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表紙の絵から、ちょっと怖そうな不思議感いっぱいな雰囲気を 漂わせていました。小学2年生で、お母さんの田舎に一人行くの は、やっぱり不安もあるんだと思いました。 不思議な夜の体験は、お盆だからだろうと思い、動物の霊も ゆりちゃんと楽しく踊るのが楽しみだろうなあと思って読みました。
投稿日:2019/12/25
タイトルだけでも不思議な感じがしますが、 おぼさんの絵は独特の不思議感があるので、表紙を見ただけで、不思議なものやこわいものが好きな子 は興味が出るのではないでしょうか? 時期はお盆の頃だと思います。 初めて一人で訪ねていったお母さんの田舎。 その一人旅の冒険談ではなくて、行った先の家でいとこのゆりちゃんと見たことが“不思議”な話でした。 わたしは本筋よりも、絵本の中で、村人たちが演じていたお祭りのお芝居の内容が気になりました。 大蛇をやっつけるお話って、結構いろんなところに残っているようですが、おぼさんがモデルにしたお話は「黒姫伝説」でしょうか? 最初にとものり(主人公)が降りた駅に見覚えがある気がするのですか……。
投稿日:2016/05/23
タイトルに惹かれて、子どもが選んで読みました。 夏休みにぴったりの、夏らしいお話でした。 ひとりでお母さんのいなかにい、とものり君、そしていとこのゆりちゃん。 いつもと違う景色。きっと子どもにしか見えないであろう不思議な夜の風景、子どもたちだけの秘密。 ふしぎであり、ドキドキもある思い出。 子どもの頃、おばあちゃんのうちに行った思い出がよみがえってきました。
投稿日:2014/07/21
おぼまことさんの『ひでちゃんとよばないで』の絵が心に残っていたら、この本を見つけました。 ひとりでお母さんの田舎にでかけた小2のとものり君。 全てが冒険、新鮮な体験です。 田舎の自然、生活、そして夜の神社で開かれたお芝居。 田舎の夏の夜は神秘的です。 いとこで年上のゆりちゃんに誘われて見ることができた、動物たちの夜祭り。 それは埋葬した動物たちの霊のようであり、ゆりちゃんの動物たちへの思いやりがみせてくれたファンタジーのようでもありました。 年上のいとこへのほのかな恋心のような甘酸っぱさも伴ってとてもくすぐったい作品でした。 自分には思い重ねる情景があるのですが、今の子どもたちには遠い世界になりつつあるような気がして、そんな意味からも大切にしたい絵本です。
投稿日:2010/11/14
小学二年生の主人公の男の子。 夏休みにお母さんの田舎へ一人で行きました。 駅に迎えに来てくれていたいとこのゆりちゃんとバスに乗り換えました。 田んぼに山々と、本当に奥深いところのようです。 バスが山道に差し掛かったところでは、車に轢かれた動物の死骸が倒れています。 自然がたくさんある素敵な夏休みを謳歌していた男の子ですが、ゆきちゃんから、「すごいものをみせてあげる」って、いわれます。 神社の奉納芝居の夜、林の奥へ向かった二人は...。 ちょっと怖いけれど、ゆきちゃんの優しさも伝わってきます。 動物とはいえ命を失ったものに花を手向け、手を合わせる心がいいですね。
投稿日:2010/06/28
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