サルビルサ」 みんなの声

サルビルサ 作・絵:スズキ コージ
出版社:架空社
税込価格:\1,650
発行日:1996年
ISBN:9784906268986
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 19
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  • 息苦しい

    圧倒的な迫力と怖さを感じました。
    読んでいて息苦しくなるほどです。
    両者、相手の言い分には全く耳を貸さないけれど
    言っていることはある意味同じというところがまた恐ろしい。
    第3者の登場が更に不気味な印象でした。

    投稿日:2010/06/25

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  • 2つの部族の言葉がお互い「回文」?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    「回文」…?
    ストーリーといえるものがあるとすれば、
    1匹の獣を追ってきた2つの部族(または種族)が、その獣をめぐって大きな争いをして、死者をいっぱい出したのに、
    そこへやってきた別の鳥獣に、その獲物をとられてしまったというもの。と、解釈していますが、
    この絵本は、登場する2つの種族の言葉が、すべてお互い逆さ言葉なんです。
    例えば、獣を同時に仕留めたとき、片方の戦士は「サルビ」と叫び、もう片方の戦士は「ビルサ」と叫んでいます。

    文はとても少ないのですが、その1ページ1ページがとても楽しいので、ゆっくり読んでほしいです。
    他の方の感想を読んで思いましたが、
    なるほど、読み語りをするときは参加型にしてみると面白いかもしれませんね!今度、ぜひやってみたいです。

    投稿日:2010/02/05

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  • やっぱり不思議な世界

    摩訶不思議さに惹かれるように借りてきました。内容的に戦いなのですが、「モジモジ」「ジモジモ」と反対言葉が応酬します。そして、次々に出てくる不思議な言葉の数々。

    絵の不思議さもさることながら、言葉も不思議。息子に「英語も読んで」と言われ、ローマ字読みしたら「英語じゃないじゃん」と言われ、ローマ字表記を説明するのに手間取りました。

    やっぱり不思議な世界。でも惹き込まれる。そして、こんな風でもストーリーになっていることに驚きました。

    投稿日:2008/11/18

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  • 不思議がいっぱい

    スズキコージさんの絵本が読みたくて手に取りました。
    独特の、画面いっぱいに描かれた絵が魅力的です!
    そして、不思議な言葉が続くこの絵本。
    字のない絵本よりもこの「不思議な言葉」があることで読む側の想像力が広がります。
    傍観者のように登場する鳥がまた不思議。
    どんな意味があるんだろう…と、ついつい何度も読んでページの隅々までチェックしたくなる絵本です♪

    投稿日:2008/05/02

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  • 聞き手参加型絵本

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子10歳

    今日のおはなし会の息抜き的に選ばれていた本。
    題名から読者は???の世界です。
    表紙を見ても何これ?
    でもね、本文に入ったらもっとわからない。
    どうやら2組の団体が争っているらしい。
    しかも、互いに逆さ言葉を使って。
    どちらにしてもデタラメ語、
    でもね、なんだか外国語の響きがしてくるから不思議です。
    今日の語り手はこのやり取りの一方を聞き手にさせていました。
    やはりこの絵本の醍醐味は発音してみてこそのものでしょうね。
    なんとなく、お話を体感する感じがしてきて愉快でした。
    そして、そう、もうお分かりでしょう。
    「サルビルサ」は反対読みしても「サルビルサ」。
    ラストはなかなかな昇華のさせ方です。

    投稿日:2006/11/30

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  • 何とも不思議なお話

    不思議な言葉に、不思議な絵。
    何ともいえないリズミカルな文章。
    でも何を物語っているのか、それは人それぞれ受け止めたかが違うような気がします。
    大人や小学生高学年くらいになると楽しいのかもしれないけど、何をいっているのかいまいちうちの子に分からないようでした。
    でもこの言葉の響きがとっても気に入った様子でした。

    投稿日:2006/06/25

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  • 言葉の魔力

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子6歳

    スズキコージさんの大傑作!と私は思っています。
    獲物を取り合う「サルビ」軍と「ビルサ」軍。「サルビ!」「ビルサ!」「モジ!」「ジモ!」等々出てくる言葉は意味不明なのに、何だかこんなこと言ってるなと想像できてしまうところがなかなかスゴイ。
    獲物を取り合って戦争までした挙句、肝心の獲物は、漁夫の利のごとくカラス(らしき鳥)に横取りされてしまうので、深読みすれば、戦いのむなしさ等も読み取ることができます。
    お話会では、全員参加で「サルビ」軍と「ビルサ」軍に分かれて、「サルビ!」「ビルサ!」と叫びあったりする使い方をする人もいるそうです。(是非、見てみたい!)
    我が家では、この本を知ったのが遅かったので、子ども達の反応はほとんどありませんでした。というわけで、☆4つにしましたが、まだ言葉をはっきりと話せないくらいの、音に敏感なお子さんのいる家庭では、是非今のうちに読んでいただきたい絵本です。

    投稿日:2006/02/07

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  • 奥が深い

    • ジョバンニさん
    • 40代
    • パパ
    • 広島県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    馬に乗った兵隊が獣を追いかけています。反対側からラクダに乗った兵隊がやってきます。そして2人で獣を倒します。そこでの挨拶が「サルビ」と「ビルサ」。そして戦いが始まります。
    敵対する人々の言葉が逆さまになっています。これが戦いの原因なのか?それとも単に一匹の獣の奪い合いなのか?
    カタカナで表現されている言葉を、絵を見ながら解読してみました。「モジモジ、ジモジモ(まてまて)」、「サルビ、ビルサ(俺が捕らえた!)」………。しかしこれは単なる推測です。「サルビ、ビルサ」が「俺が捕らえた!」ではなく「あなたが捕った」だったら?戦っている人々も、相手の不可解な言葉を間違えて解釈したために戦いが始まったのだとしたらどうでしょう?考えようによっては、とても奥が深い内容です。
    言葉のおもしろさで読むなら小さなお子さんが対象となるでしょうが、内容を考えると小学校高学年ぐらいでも良いと思います。

    投稿日:2004/01/07

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  • 自分でストーリーを創れます

    • かざぐるまさん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子10歳、男の子8歳

     「エンソくんきしゃにのる」が大好きだった子どもたち。スズキコージさんの絵本を見つけると、つい、開いてみたくなります。
     この絵本は、どこかゴッホを彷彿とさせるすばらしい絵と、暗号的な台詞が飛び交う、なんとも奇妙な一冊です。
     一頭の獲物を巡って、二つの軍が争いを始めるという単純なストーリーはあるのですが・・・。 それぞれの軍は、まったく逆の言葉を発します。
    もうお気づきですか?  「サ・ル・ビ・ル・サ」。 この本は回文になっているのです。
     全く意味のない暗号的な台詞を、自分流に解読して、ストーリーを何通りも楽しめます。 おもいっきり愉快なお話にしたり、時代背景に考慮して、戦争をテーマにした一冊にも変身してしまいそうです。
     ちょっぴりマニアックな本? でも、私は好きだなぁ・・・。 

    投稿日:2003/05/30

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