この、りょうりをしてはいけないなべは、本当に困ったなべで、好き嫌いをしたり、笑ってはいけないときに笑ってしまったりと、とーっても悪いなべだったので、料理をすることを止められてしまいました。
りょうりをしてはいけないのですから、毎日、ほかのなべたちがせっせと働いているのを見ているだけ。
こうなってみて、初めて働けない悲しさを知ったのではないでしょうか。
私たちも、子供によく与える罰として、取り上げたり禁止したりします。
そうすることで、やっと決まりやルールを守ることをします。
まるっきりやれない、できないのは、とってもつまらないからです。
時には荒療治をしながら、だんだんと自分で善悪の区別がつくように育てていかなければなりませんね。