しあわせなふたりの元にある日やってきた、
ピンクのちっちゃなザガズー。ところが、あるひ、
はげたかのあかんぼうに。そして今度はちっちゃなぞうに。
「ところが、あるひ…」のことばの後、ページをめくると
ザガズーはつぎつぎに奇妙ないきものになっていくのです。
子どもたちは、大笑い。
大人の私は、この絵本の比喩するところに、うなずいてしまいます。
子育て中の方なら実感してもらえると思いますが、
大きくなるとまた別の悩みや心配事をかかえるのが、子育て。
この絵本、でも これだけでは終わらないんです。
最後まで読めば、この絵本のサブタイトルが
「子育てってびっくりつづき」ではなく、「じんせいってびっくりつづき」
である理由が、わかります。私は、この結末にノックアウトされました。