「どんどんちっちどんちっち」 みんなの声

かなりハイレベルな言葉遊び絵本です。
言葉遊びで言葉を覚えるというレベルではなく、言葉を知っているならこそ笑える、よーく考えると納得できるといった、言葉を思い出す言葉遊びのように思います。
子どもたちにはあまりウケそうにないのですが、デイサービスでだったら笑ってもらえそうな気がします。

ことばあそびの絵本としては最高におもしろいし、

かなりよくできたお話ですが、

5歳児には、難しいというか、理解できない部分も

多々ありました。

大人の私からすると、とても興味深い絵本ですが、

これはおもしろさなどの説明をするのに苦労しました。

途中で、お話じゃないならもういいや・・と

飽きてしまったのが残念でした。

１１種類、全１６のことば遊びです。
これがまた、お馴染みのカンジから、こんなの聞いたことないぞ　まで、盛りだくさんで楽しかったです。

内容的には、あいうえおを使った折句、ことばの中のかくれんぼ、なぞなぞ、替え歌などがあり、よくこんなの思いつくな〜という感じです。すごいすごい。

内容的には、小学生以上くらいの方が、より楽しめるかなという感じはします。
小１の娘は、全部理解できたようで、「すごいな〜」と感心してました！

とにかく、楽しい。
日本語の素敵な響きや日本語の面白さ。
自然とリズムがうまれてきます。

「文字ならべあそび」（縦から読んでも左から横に読んでも同じ言葉）では、感心しきり。
と思えば、「どんどんちっち　どんちっち」では、面白くて大笑い。

イラストは、あのナンセンス絵本で有名な長新太さん。
絵を見て、聞いて、充分に楽しめます。

全部で１６編。どこから読んでもＯＫです。
言葉の意味は、小学生からのほうがわかりやすいですが、
言葉の持つリズムを楽しむのなら、小さい子でも充分いけると思います。

日本語でこんなにことばあそびができるなんて、思ってもみませんでした。そして、これまでの自分の日本語力のなさに気づかされました。
4歳の息子にも、8歳の娘にも楽しめるかなと思い、借りてみましたが、理解を要求するのであれば、8歳の娘向き。でも、ことばのもつリズムだけでも十分楽しめるので、小さい子に読み聞かせるのはぜんぜん構わないと思います。
ことばあそびの楽しさを倍増させている長さんの絵もいいですね。絵とことばで、日本語のおもしろさを小さいうちから体験できる子どもたちがうらやましいです。

川崎さんの詩は、楽しい言葉遊びが多く、子どもでも入りやすいです。
ほかの詩集を紹介した事がありますが、子どもたちは本当に楽しんでくれます。

この絵本は、長さんの楽しい絵が付いているので、子どもには大人気です。
もっとたくさんの詩を書いてもらいたかったです。

　長さんのイラストが目に飛び込んできて手に取りましたが、作者が子どもの詩の川崎洋さんと知ってびっくり。どうりで子どもたちが心をつかまれたわけです。
　まだ5歳と3歳のうちの子にはまだ理解しがたいところもあったようですが、後半の詩のようにリズムを持ったことばたちに引き込まれて、自然に体をゆすっていました。気に入っていたようです。
　この手の本にはあまり触れたことがなかったので、一冊手元においておきたいななんて思いました。

クイズのような、だじゃれのような、
とっても面白い言葉遊びの絵本です。
幼児には少し難しい言葉が出てきたり、
言葉遊び自体が理解できないページもあると思います｡
が、小学生になれば大丈夫！
その年頃の子ども達が大好きな言葉がいっぱい！
リズムもいいので読み聞かせにぴったり。
でもちょっと勇気がいります。
最後のページの歌は【たんたんタヌキの】です。ご丁寧に楽譜付。
これを大きな声で歌えるくらいはじけた読み聞かせやらなきゃいけない！
自分にそう言い聞かせてます。

言葉遊びのなぞなぞ…、いや、言葉クイズみたいな機転のきいた内容でした。
イラストが長新太さんなので、面白さが倍増されていました。
例えば、「かくれんぼ　みーつけた」では。
　すずめのなかに　鈴
　きつつきのなかに　月
　ぺんぎんのなかに　銀　と、いった内容。
また、「なーぜだ」では。
　びんせんに　せんぬきを　あてたら　びんに　なった
　なーぜだ
　ふくろうは　ふとると　くろうする　なーぜだ
と、いった感じ。
駄洒落やクイズが好きなお子さんにはお薦めです。