小学生の時に楽しんでいた児童書で、大人になってからもう1度出会って大切な1冊になっています。
驚いたのが、私の記憶の中の挿絵は色が付いていたのですが、本の中の挿絵はモノクロで、表紙と裏表紙の絵だけがカラーでした。
それだけ想像をふくらまして生き生きと読めた本だったのかなと改めて感じています。
7つの短編集からなっていますが、やはり一番記憶に残っているのは『いやいやえん』
保育園が嫌で『いやいやえんに』きたしげる。
赤が嫌いだと言えば、
おやつの赤いリンゴも、お絵かきで使う赤いクレヨンもないんです。
喧嘩をしていたら、『ふたりとも、今に手か足をおっちゃうだろうから、そうしたら救急車をよぶから教えて』
そんなことを言われてしまいます。
すごいところだなぁ・・・そんな驚きと怖さが逆に楽しく感じていました。
大人になってから読んでみて、嫌だという子に『〜しなきゃだめ』なんてことを言わずに、いやいやえんのおばあさんのような関わりをしたら違うのかな・・・と思ったり。
究極の対応ですね(^^;)