夏休み中に読む夏らしい?(おばけものということで・・・)絵本を探していて、読んでみました。
「おばけやしき」といわれる古い屋敷に引っ越してきたご隠居さん。何よりも怖がりの奉公人も辞めてしまい一人で住むことになりました。この奉公人-久蔵さんの辞めた理由が「人づかいのあらいご隠居さんの世話より化け物は我慢できない」とのこと。この時はてっきり怖さを強調する為にご隠居さんの人づかいのあらさを比べて言ったのだと思っていました。
さっそくご隠居さんが一人になった夜、もちろん化け物が出てきたのだけど、驚いたのは化け物の方で、怖いのはご隠居さんの方だったかもしれません!
ご隠居さんが「おーぞくぞくしてきた」と言った後に庭の障子がスーッと開くくだりの度に息子がドキドキしている様子が可愛かったです。おもしろかったようで、あまり同じ本を読み直すことがない息子なのですが、この作品は「もう一回読んで!」と言ってきました。
正直落語に興味がなかった私達ですが、この作品を通して他の話も読んでみたくなりました。