最近の子供は生き物の死について、大きな勘違いをしているとTVでやってました。人は死んでも生き返るとか、復活するとか、死ぬということがどういうことになるのか、よくわかってない子供がいるそうです。聞いたときはとても驚きました。ゲームなどの影響で、死んでもリセットすればやり直せるとか、復活できると言うことが、現実の一部として存在してしまっているのでしょう。これはゲームやドラマが悪いと言うよりも、親が子供に対してしている生死の問題ですよね。私の子供の頃は飼っていた虫が死んだらお墓をたて、供養したりとか、親が死というものについて、散々語っていたので、自然と理解できました。人が死ぬ、動物が死ぬということを学ぶ場がゲームの中とか映画の中とか、比較的生死について希薄な世界だと、生死に対して畏れを抱けなくなってしまうと思うんですよね。
私もゲームや映画は大好きです。否定論者ではないですが、ファンタジーはリアルなものではないということを理解させてから、ゲームで遊ばせる、親が映像をチョイスして与えるという行為が非常に重要なんだと思います。
長々と書いてしまいましたが、今回の絵本のテーマは「身近な人の死」です。
犬のシロの飼い主みきちゃんの死をシロが徐々に理解していき、みきちゃんはいつまでもシロの心の中で生き続ける・・・というような家族の死というデリケートな内容です。
死というものを心でしっかり受け止め、更に前向きに乗り越えるさまを非常にしっかりと描いている秀逸な絵本です。死について非常にわかりやすく、そして心に教訓として残るような内容と、かわいいんだけどとても切ない絵柄が大人の私でもジーンときてしまいました。この絵本をお子さんと一緒に読んで、人の死とか生き物が死ぬということを親子で語り合えたら、すごい教育効果が得られるんじゃないかなと自分に子供が出来たら思っちゃいました。