せなけいこさんの絵本が大好きな5歳の娘と読みました。
表紙の絵はてんぐさんですが、
いきなり一つ目小僧から始まるのがインパクト大!
お目目がまっかになって泣いている一つ目こぞうを可哀相に思い
早く治してあげたいお医者さん。
とっても優しいですね!
ところがそのお目目が盗まれてしまって・・・
というところからお話が展開しますが、
面白い!
お目目を取り戻したものの、いろんな妖怪が不具合を訴えてくるのが
なんともいえずユニークです。
なんとなくお化けは病気しない、医者にもかからないと思い込んでいた
私たち人間の裏をかいたおもしろさ。
喉がいたくなったろくろっくびに、
ボロボロになったからかさおばけ。
お化けさんたち、こんな優しいお医者さんがいてよかったね!
と思わず言ってあげたくなるくらい、
可愛らしいおばけさんたちです。
せなけいこさん独特の切り絵もとってもあったかい。
おばけがたくさん出てくる絵本だけれど、とても素敵な一冊ですよ!