「ともちゃんとこぐまくんのうんどうかい」 みんなの声

　今日この本を子どもたち（4歳児）に読み聞かせました。
　
　かけっこやゲームを普段の遊びの中でしても、「楽しくない」という子どもがいるんですが、運動会に向けてどうしてもみんなでやりたいことがあって、負けっても勝っても、失敗してもいい！と言うことを伝えたくて読んでみました。あんまり大きな期待はしていなかったけれど、絵本をあまりみないその子どももじーっと見ていました。そして･･･

　その後のクラスの活動（運動会に向けて）の時も、いつも消極的なその子どもが、「1回やってみるわ！」とやりはじめたんです。あまりにも突然だったので、担任の私もびっくり！！
　クラスにともこちゃんという友達がいたこともあって、「がんばろね」とにっこり笑顔が見られて、ひと安心の担任でした。
　うんどうが苦手という子どもさんにも、ぜひ、ぜひ、読んであげて欲しい1冊です＼（＾o＾）／

ともちゃんとこぐまちゃん、二人ともよういドンのドンがこわくて、かけっこもびりなのに、ともちゃんは運動会がなくなるといいと思い、こぐまちゃんは運動会が楽しみ。同じような子供でも、人それぞれで感じ方は別々なのですね。そんな基本的なことを思い起こさせてくれる１冊でした。運動会っていうと、誰もが楽しみにしているような気がしたのですが、そうではないのですね。

でも、運動会って楽しいよ。いろんなことするし、勝っても負けても楽しいよ。一生懸命やればいいんだよ。ということをともちゃんがわかってくれたのは嬉しいです。明日の運動会、ともちゃんは一生懸命走ることでしょうね。

幼稚園に通うともちゃんと仲良しのこぐまくん。

「よういドン！」の「ドン！」が怖くて、かけっこが苦手。
明日の運動会に雨が降るといいな、なんて考えてしまいます。

かけっこの練習に出かけたともちゃんとこぐまくん。
うさぎに誘われてついていくと、なんと森の動物たちの運動会！

そこで、ともちゃんとこぐまくんは、一緒に参加し、大切なことを学びます。

一生懸命やれば、勝ち負けも関係ないっていうこと。

最後には、てるてる坊主をつるして、眠りにつきます。

西巻さんの絵が好きで借りた一冊でしたが、
まるで小さいころの運動嫌いの私のようでした。

大切なことを教えてくれた一冊だと思います。