「もっちゃう もっちゃう もうもっちゃう」が大好きな子どもたちに、と読みました。
「もっちゃう・・・」ではおしっこがもれちゃう、という焦り、こちらではおばあちゃんに届けるアイスクリームがとけちゃう、という焦りのなかで、ドキドキしながらページをめくる感じが似ています。
エレベーターが、ボタンを押すと「やーだよ。まいにち同じところを行ったり来たりで飽きちゃったんた」なんて。
アイスが溶けそうで急いでいるのに、宇宙に行ったりお墓に行ったり、ハワイに行ったり。
やっと5階のおばあちゃんの家についたひでくん。アイスを無事に届けたはずなのに「ぼく いそいでるから」・・・あれ?
と思ったらエレベーターでハワイまで。いいなあ、楽しそう!
毎日、マンションのエレベーターに乗っている子どもたちは「えええ〜っ?!」と驚きながらも、キャッキャと笑い、楽しそうに聞いていました。
難しいことは考えずに、ただ笑って楽しく読めるので、子どもが大好きな絵本です。