その名のとおり、信号のぴかくんが目を回して(故障して)街が大混乱になるお話。とてもシンプルな絵がおもしろさを引き立てています。どのページも描写はとても簡潔。余計なものを全部省いたって感じです。でも街がパニックに陥るページだけは、他と対称的なくらい人も車もビルもたくさん描かれています。それだけで混乱の様子がよくわかります。
この本を初めて読んだのは子供が2歳・4歳の頃でした。《ぴかくんの故障=街の混乱》という関係にとても興味をもったようでした。そんな子供の疑問や不思議を解決してあげることで、ぴかくんの役割や交通の安全を教える良いきっかけとなりました。