「あったとさ あったとさ」と、歌のように流れる言葉。読んでいるほうも、聞いているほうも、楽しくなります。本当にあったらいいな、と想像して、わくわくするものばかり。中には、ちょっと怖いものや、笑ってしまうものもあります。子どもの頭の中は、こんなふうに豊かな想像力であふれているのかな?と思うと、それだけで、子どもたちが愛しいと感じられます。娘が好きなのは、「トイレットペーパー」と「ももたろう」のページ。おしりを拭いている子どもたちの絵に、くすくす。生まれたばかりのももたろうが、ひょいと片手で子どもを持ち上げたり、肩車をしている絵を見て、「赤ちゃんなのに、どうして?」と、びっくり。「あったとさ あったとさ。ひろいのっぱら どまんなか・・・」の文章もすぐに覚えて、歌うように口ずさんでいます。夢のある絵も、素敵ですね。