『私の絵本ろん』を読んでいたら、この作品が赤羽さん唯一のちぎり絵の本というのがあり、俄然読んでみたくなりました。
でも、図書館の所蔵がなくて、相互貸借で読むことができました。
詩の本で、神沢利子さんの詩の本って珍しいのではないかと思います。
それと、赤羽さんの絵本でパステルトーンというのもとても珍しいです。
詩の方も読んでみました。
「お月さん いくつ
十三 七つ」
と読んでいると、とてもリズムがあり、これは夜寝る前に子どもに読んだらふっと詩の世界に入り、またよく眠れそうなと。
優しい響きのある詩ですし、赤羽さんの絵本というと余白の美ですが、この絵本も美しい和紙使いと共に、余白が活きています。
こんな絵本もあったんですね。
絶版とは惜しいです。
昨年は生誕100年だったこともあり、そろそろ復刊しないかな。
赤羽さんの絵本には、和物の良さがあり、この良さを子どもたちにぜひ伝えて行きたいと思います。