カバーに印刷された情報によるとアキンボシリーズというものがあるようです。
アキンボの父は動物保護区のパトロール隊長。アキンボは、動物学者のジェンといとこのコシと一緒にマントヒヒの調査に出かけます。
マントヒヒについて巻末にも説明がありますが、霊長類でありながらゴリラやチンパンジーの仲間ではないようです。
マントヒヒの社会の集団での上下関係は、人間社会のようなところが感じられました。
動物が出てくる読物としてすぐに浮かぶのはシートン動物記です。
このシリーズを読むのが初めてですが、少年が主人公ということもあり、
子どもにとっては親近感を持って読める読物だと思います。
針金がささったヒヒの救助作戦については読んでいただくとして、
私自身はマントヒヒのことについては何も知らなかったので、また一つ勉強になったなあという思いでした。
息子には最初の方だけ読み聞かせをしたら、その後は自分で読んでいました。
中級以上とありますが、活字も大きくページ数は128ページで挿絵もありますので、読みやすかったようです。
シリーズの他の作品では他の動物たちとの関わりも出てくるようなので続けて読み進めていけたらと思います。