平和ってどんなことなんだろう。
戦争をしないこと。
爆弾を落とさないこと。
作者は平和に対する考え方を、今の子どもたちの視点で掘り下げていきます。
戦争を知らない世代にとって、平和が身近すぎるようです。
こんなことも平和なんじゃないか?
そんな世界に私達は生活しているのです。
みんなが勉強できることも、歌えることも、食べ物に困らないことも平和なのでしょう。
そう考えると、貧困や差別も平和と相対する事柄なのでしょう。
作者は、様々なイマジネーションの中で、平和を維持するためには何が必要か。
子どもたち身近なところからも発想します。
悪いことをしたら謝ること。
嫌なことは嫌だといえること。
様々なことが平和につながると思ったら、平和という言葉が他人事ではなくなってきます。
見開き毎の絵に思いを込めて、浜田さんのこの絵本に込めるのは、子どもたちへの願いと教育でしょうか。