息子が図書館で自分で選んできました。
壊れて捨てられたくまのぬいぐるみのテオドールが、白い塔のある南の海辺の小さな村トリピティの夢をみたことから、他の同様のおもちゃと一緒にそこを目指すという話です。道中さまざまな困難にもめげず、それどころか次々に新しい仲間が加わり、人々の親切に助けられながらも工夫して自分たちを修理しながら進みます。進むうちに周辺の景色もどんどん変わります。
スイスで作られた絵本で、アルプスを出発するのですが、どうやら東欧を進んでトルコに抜けるらしく、キリル文字の看板が見えたり、モスクやバザールがあったりします。おもちゃたちは国境も宗教も関係なく、自分たちを大切にしてくれる子供たちのところを目指すのです。
かなり長い話でゆっくり読むと25分くらいかかりました。おもちゃの部品が難しいくらいで、話は複雑ではありませんので、小さな子でも飽きずに聞いていられるなら楽しめると思います。息子は毎日読んでくれとせがむので大変です。