はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
はたらくくるま しゅつどうします!(文溪堂)
のりもの好きな子大集合!
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8件見つかりました
自分で読んでみたかったので夜寝る前の読み聞かせに子供達に読みました。 途中から涙があふれて読むのが困難になってしまいました。 戦争での死、飢え、そして母が、兄が弟を想う心。 しみじみと戦争によっておきる悲しみ、つらさを忘れてはいけないなぁと感じました。 戦争のない国で生活している私達、子供達。少しだけ昔にこんな悲惨な戦争がおこっていたという事実は知らなくてはいけないし、子供達に伝えていかなければいけないと思いました。 読み継いでいかなければならない絵本だなぁと思います。 子供にも大人にも読んでもらいたい絵本です。
投稿日:2008/06/07
中一の娘が、教科書に載っていて印象的だ、お母さんも読んでみてと言い、私も表紙とタイトルが気になっていたので手に取った。 有名な俳優さんだ、一緒にドラマを見たでしょうと、この単元を学習中ずっと毎日言っていた。よほど強烈だったらしい。 たしかに。罪悪感でいっぱいなのに弟のミルクを飲んでしまって、弟は栄養失調で死んでしまう。 どんなに少年の心を刺したことでしょう。 母親も叱れないし。私なら、ミルクを飲んでしまった兄を抱きしめて泣いてしまうかもしれない。兄が悪いのではないのだもの。兄に罪悪感を持って欲しくないもの。 文章は非常に読みやすく、あの絵と相まってスッと心に入ってくる。そして忘れられない思いを残していく。 普段は思春期っぽいことばかり言う娘が、心動かされた作品。 戦争は語り尽くせるものではない。
投稿日:2015/11/28
この絵本の物語の重さと絵の暗さからは、戦争の悲惨さというよりも、米倉さんが幼い弟の大切なミルクを飲んでしまった罪悪感と、そのために死なせてしまったのではないかという罪悪感がにじみ出てきます。 誰もが苦しくて、生きることに精一杯だった時代、親戚からもじゃけんにされた時代、言いようのない悲しみばかりです。 実体験から生まれた物語に、二度と繰り返してはいけないという、米倉さんの強い意志を感じました。
投稿日:2015/03/02
小3の娘には少し難しかったようなのですが しっかり聞いてくれました。 戦争中のさまざまな時代背景に 「どうして?」という娘の言葉を何度も挟みながら読み進めました。 戦争での父親不在。 配給の粉ミルクの盗み飲み。 疎開先での屈辱・・。 まだまだ幼いまま、弟は亡くなってしまうのですが 用意された小さな棺に収まらなかった遺体を見て 「大きくなっていたんだね」と言って泣く母の姿は印象的でした。 読み終えて この弟がもう少し遅く生まれていたら 戦争は終わっていて、生き延びることができたのかしら・・。 などと、娘と話しました。
投稿日:2013/09/24
戦争の話をかいた本はたくさんあります。今はその捉え方を考えなければならない。私も何を隠そう戦争をしらない世代ですから。この本を読んで是非読んで、私は戦争ということと一緒に、平和についても考えました。「このことを忘れて、私たちの平和は守られないでしょう」という作者のあとがき。とても印象に残っています。
投稿日:2008/06/22
落合恵子の「絵本屋の日曜日」(岩波書店)で、「平和をあきらめかけたら」というタイトルで紹介されていた絵本で、この本はぜひ読みたいと思っていました。図書館の展示棚に紹介されていたので早速読みました。 ぼくが小学校4年だった頃、生まれて間もない弟・ヒロユキの配給のミルクを盗み飲みしてしまいます。作者にとっては、大人になっても消えない思い出となって残ります。戦争が、普通の人の普通の暮らしや心までも蝕んでいった様子が淡々と描かれています。 題名が示す通り、ヒロユキは亡くなります。戦争でいつも犠牲になるのは、子どもたちのような弱者。 今の平和があるのは、多くの犠牲になった命があってのこと。それを私たちは忘れてはいけないし、語り継いでいかなくてはいけないと思いました。 一人でも多くの方に、この本に触れてほしいと思います。こうしてレビューで紹介すること、それが私にできる平和を守り続けていくための第一歩だと思えるのです。
投稿日:2007/09/21
食べるものもなく、住む家も十分でなく、お父さんも戦争へ行き、とうとう幼い弟までが栄養失調で死んでしまいます。弟をかわいがり、よく世話をしていたお兄さんが、とうとう弟の貴重なミルクを盗み飲みしまったシーンにくると、何度読んでも涙が出て、読めなくなります。子どもを守る母親の姿にも、胸が熱くなります。戦争は、しあわせになるために生まれた子どもや、ごく平凡な家族を犠牲にして行われたんだと、戦争のむごさを感じます。 米倉さんご本人の朗読でこの本の存在を知り、それ以来、夏には毎年欠かさずこの本を読んでいます。
投稿日:2007/07/30
作者の自叙伝でしょうか。 戦争中10歳だった「ぼく」が弟のことを語ります。 生まれたばかりの弟ヒロユキはかわいかったけど、 ひもじさゆえ、悪いと知りながら哺乳瓶のミルクを飲んだこと。 疎開の惨めさ。 淡々と語られるのは、戦時中の人々の現実。 そして弟は栄養失調で亡くなります。 作者は、その時のひもじさを一生忘れない、と記します。 いいえ、それ以上に、日本が他国に与えたひもじさに想いを寄せます。 静かな絵の中に、力強いメッセージを感じます。
投稿日:2006/07/14
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