このお話の男の子。一人で、おじいちゃんの家に遊びに行ったら、10人のお化けたちに歓迎されて、ちょっと恥ずかしかったんでしょうね。で、「ぼうしをとってよ」の言葉に反抗して、意地を張って、つい帽子を取り損ねちゃった。って、私は、思うのですが。実は、私も昔、こんな性格でした。こんな時は、そっとしていて欲しいものですが、この男の子は、お化けたちが、帽子をとらない事を、大事にしてしまって、身動きが取れなくなってしまったんですよね。
こうして大人になって振り返れば、なんでこんな事にこだわるんだろう、って思う事が、子供の頃には、なぜだか分からないけど、こだわらなければいけない事だった。子供に本を読んでいて、自分自身のほろ苦い思い出がよみがえって来ました。