マドレーヌシリーズは4冊目です。
「おっちょこちょいでこわいもの知らずでしっかり者」こんなイメージのマドレーヌですが、このストーリーでは「しっかり者」のマドレーヌが描かれています。
お屋敷中、お屋敷に住んでいるねずみまで風邪で寝込んでいるのにただ1人、マドレーヌだけが元気です。
人数分のたくさんのカップを持って階段を上がる姿
先生の湯たんぽをとりかえる姿
お友達に薬を飲ませてあげるところ
などなど、まだ小さいのに1人で仕事をてきぱきとこなし、さすがマドレーヌ!と言ったかんじです。
ストーリーの後半部分は魔術師のじゅうたん商人がでてきます。この部分は、私はストーリーが飛びすぎだと感じますが、子供にとってはそんなこともなく、なぞの魔術師にひかれるようですね。
あぶらかだぶら ぶらかだぶーとまほうを唱えるシーンでは、興味津々に身を乗り出し、じゅうたんに乗って子供たちが空を飛ぶシーンでは「私も!」と言って一緒に空を飛んだ気持ちになるようで、楽しんでいます。