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おじいちゃんがおばけになったわけ」 みんなの声

おじいちゃんがおばけになったわけ 作:キム・フォップス・オーカソン
絵:エヴァ・エリクソン
訳:菱木 晃子
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2005年06月
ISBN:9784751522783
評価スコア 4.79
評価ランキング 439
みんなの声 総数 149
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149件見つかりました

  • 死んだはずのおじいちゃんが、おばけになって現れた。
    どうやら、この世に忘れ物があるとおばけになってしまうという。

    身近な人の「死」について描かれた絵本ですが、おばけのおじいちゃんはちっとも怖くないし、エリックとの会話はむしろ楽しく読みました。

    おじいちゃん自身の思い出、そしてエリックとの思い出、その思い出が失われない限り、その人はいつまでもそれぞれの心の中で生き続けることが出来ると感じられる絵本でした。

    最後、おじいちゃんの忘れ物が明かされた時は、その優しさに胸が一杯になりました。
    この世に思い残すことなく、逝くことの出来たおじいちゃんは幸せだったのではないでしょうか。

    優しい色使いの温かみのある挿絵がお話にピッタリで、読み終えてじんわりと胸が温かくなる、そんな素敵な絵本です。

    投稿日:2017/08/28

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  • 心があたたかくなるようです

    • とんえほんさん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子11歳、女の子9歳、男の子7歳

    最近、死ということを扱った絵本を何冊か読みました。
    ひいおばあちゃんがもう先があまりない、ということも感じはじめているようです。
    考えると少し寂しいけれど、でも死は逃れられないものだということもわかってきているようです。
    この絵本は、おじいちゃんのやさしさがあふれ出てきている感じで、胸がぎゅっと締め付けられるようなさみしさも感じますが、でも心があたたかくなる、おじいちゃんの愛を感じられる絵本だと思います。

    投稿日:2017/08/30

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  • 映画のよう。

    • まおずままさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子10歳、女の子6歳

    まるで、一本の映画を見るような感覚の絵本でした。
    やさしいタッチの絵とじいじと孫の男の子の素朴なやり取りではありますが、テーマはじいじの「死」ということでなかなか深いです。
    男の子が、芯が通っていてしっかりしています。
    じいじの忘れ物探しに付き合って、最終日じいじが見つけると、「さあ、明日は僕も学校へいかないと。」とちゃんと切り替えます。
    大人は余韻に浸りたくなりますが、子供って案外こんなものなのかもしれません。

    投稿日:2017/08/28

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  • じいじのわすれもの?

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    じいじの死。
    じいじはおばけとなって孫のもとへ。
    孫にしか見えないこと等からなんとなく察しはつきましたが、じいじのわすれものっていったいなんだろう?と思いながら読みました。
    死がテーマの絵本で幼い子供にはまだちょっと理解しきれないかも…。

    投稿日:2017/08/25

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  • 小学校の高学年くらいになると、身近な人の死を経験している事がある。
    この本は決して怖い本ではないし、おじいちゃんのおばけになった訳がとてもほのぼのしているのでいいのですが、中には考えすぎて、怖い話に発展させる子どもがいる。だから私はあまり何も心配しないで、し残すこともなく、他人を恨むこともなく、穏やかに逝けたらいいなと思った。

    投稿日:2017/08/25

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  • 「死」に関する絵本の中で読み聞かせたい絵本No1

    • ゆななさん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 山口県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    「死ぬ」という事がまだ理解できない子供に読み聞かせてあげたい絵本No1だと思いました。
    大切な人が亡くなる事は経験してほしくないけど、いつかは経験していく事なので
    その時はこの絵本で読んだことを思い出してもらえたらなと思います。

    お化けになっても前と変わらず楽しそうなじいじとエリックがすごく可愛い。
    「死ぬ」という話なのに、重くないので楽しんで読めます。

    子供に読み聞かせるのも良いですが、大人になったからこそ読みたい一冊でもあると思います。

    投稿日:2017/08/23

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  • 七夕の短冊に「長生き」と願いを託した5歳児(笑)と読みました。

    大好きな昆虫たちが、一緒に遊んでいる途中で動かなくなってしまったり、
    幼稚園のおじいちゃん先生に「先生は100歳になったら死んでおばけになるんだ」とおどけて言われて、ビックリしておうちに帰ってきたり、
    彼なりの過程を経て、死ぬってどういうことかな、と考えることも増えて来ました。
    そんな息子にとって、エリックとじいじのたどり着いた答えは、非常に興味深かったようで、神妙な顔でお話にじぃっと聞き入っていました。

    息子を身ごもったとき、彼にバトンを受け渡すように義父がこの世を去りました。我が家に遊びに来てくれる義母が帰る前の晩はいつも、遺影の義父の前で「おばあちゃんは、おうちに帰ったらひとりぼっちじゃない!」と、義母の膝に抱かれながら心配そうな顔をする息子。優しい子に育っていてホッとする反面、近い将来、息子が大切な人を見送ることがあったら、私は黙って見守って行けるのだろうか、と不安に思うこともあります。

    でも、、、この、エリックとじいじのお話があれば、何か心の灯のようなものになるかもしれないな、とふと思いました。
    もちろん、家族全員で長生きしようね、とは言い続けているのですけどね。

    投稿日:2017/08/22

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  • ありがとうと言いたくなりました。

    この本を読み終わった後、涙があふれてあふれて
    とまりませんでした。
    こんなにも美しくて、感動する物語があるのかと。
    たくさん泣いた後、とてもあたたかい気持ちになりました。
    6歳になった娘は、最近「死」ということについて、
    よく聞いてきます。
    人は死んだらどうなるのかと。
    私自身、なんて答えたらよいのか、まだわかりません。
    いろんな考えがある中、自分自身でみつけていくこと
    なのかなとも思っているので。
    そのいろんな考えの中のひとつが、この本なのかもしれません。
    おじいちゃんがおばけになったわけ・・・。
    それは、とてもとても大切な理由があったからなんですよ。
    ぜひ読んでみてください。

    投稿日:2017/08/20

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  • 大切な生と死について 受賞レビュー

    文字は多いですが、一文一文大切に読みたい絵本です。
    それだけ作者のメッセージが込められた絵本であることを感じながら読みました。

    この絵本は死と向き合う本としても紹介されていたので以前から知っていましたが、きちんと読んだことはありませんでした。

    エリックにとってきっと大好きな大好きなおじいちゃんがなくなったことは、信じられないことだったのでしょう。
    愛する人との別れをきっと初めて経験したのだろうなと思います。

    おばけになって現れたおじいちゃん。
    なにか思い残すことがあったのかと二人で探ります。
    色々な思い出をたどって、二人で過ごす時間。

    おばけになってでも、大好きな人とまた会いたい、、私もきっとそう感じると思います。

    おじいちゃんとの時間を過ごす間は学校にも行けないエリック。
    そしてとうとうその答えが分かった時・・

    私も我慢していた涙が勝手にあふれてきました。
    そしてエリックの心も開かれていくのがわかりました。

    おじいちゃん、可愛い孫のエリックにありがとうを伝えにおばけになっていたんですね。

    こんな、幸せなおばけとの時間が過ごせたら・・。
    最後におじいちゃんが消えていくシーンは少し切ないけれど、その後の
    エリックの明日は学校へ行くという前向きなセリフがこの絵本を明るく締めくくっていると思います。

    この絵本は・・生と死と両方の大切なテーマが含まれています。
    しっかりと読むべき本だと思いました。

    投稿日:2017/08/20

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  • 身近な人とお別れをすること。生死に関わるお別れは
    とても大事なものだということに気づく絵本だと思いました。

    今の時代、じぶんのこと優先して別れをぞんざいにする人も
    います。ですが、この絵本はまだ死についてわからないこどもに
    おじいさんは、お別れするということはどういうことなのか
    一緒におばけになったわけを探すことで理解させようとしているのかな?
    と思いました。

    おじいさんはやさしくエリックに語りかけます。おばけなのに怖いと
    エリックは思いません。生きていたときのやさしいじいじと大切な
    時間を過ごすことになります。

    おじいさんの昔の話、孫と楽しく過ごした思い出を
    エリックに伝える。それはまるで「わすれないでね」と言っている
    ようです。

    おじいさんのおばけになったわけはみつかるでしょうか。

    人として死という別れの大切さをおじいさんは孫にやさしく伝える絵本です。

    「いつまでもおばけのままではいかんだろう。」

    子供にとってはとてもおもしろいボケなのかもしれませんが、
    このフレーズでなにか子供たちもなぜおばけのままではいけないのか
    考えることができればいいと思いました。

    投稿日:2017/08/19

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