現在、絶版のようですが、図書館で借りて年中の娘があまりに欲しがるので古本屋で何とか見つけました。おてんばな娘なので共感しているのでしょうか。いかにもアメリカ西部開拓時代の女の子という感じのアンジェリカ。かわいいスカートをはいて、編み物もすれば、パイも焼くけれど、実は強くて大きくて、スカートをまくって沼から馬車を助けてたりもします。「女のくせに」と男にかわかわれても、冗談を言い返し、ついには巨大熊をやっつけてしまう、胸のすくようなヒロインです。女性はこうじゃなくちゃね!もともとこの絵本は木の板に描かれていたらしく、地に木目が印刷してあります。それがなかなか味があって良いのですが、最初に木の「紙」を見つけるのがずいぶん大変だったようで、そのいきさつが書かれているのが面白いです。