「ポレポレやまのぼり」 みんなの声

　動物たちの可愛さと、自然の雄大さが　うまくミックスされた絵本です。たしろさんが描かれる可愛い感じの絵に、山登りの経験から受け取られたものが合わさっています。特に、岩壁や雲海の感じがとてもよくでていると思いました。

　まず最初に目にする表紙の絵は、これから登る高い山。山の麓で三人組が写真を撮っています。いかに山が大きくて上の方が険しいか　よくわかりますね。さぁ、三人組さん、頑張れ！

　登り切った達成感、美味しい食事、みんなで踊って、おしゃべりも・・・。満足な気持ちで眠りにつく素敵な山の一日が描かれていました。三者三様の性格の違いがいいです。だからこそ　うまくいくポレポレ山登り。「ポレポレ」はスワヒリ語でゆっくりという意味だそうですが、意味を知らなくても、ゆるーい気持ちになる語感が面白いと思いました。

　前の見返しは「たかいたかいやま」行きのバス。後ろの見返しは「ふもとえき」行きのバス。そして、後ろのカバーそでには、今回の山登りの写真の前で、次の相談をする三人組。表紙で撮っていた写真も　ちゃんと貼ってありますよ！絵本のすべてに、丁寧に絵本作りをされた作者の想いが詰まっています。

可愛らしい動物たちが山登りをするお話ですが、誰も喧嘩をしたりしないのでとても穏やかな気持ちで絵本を読み進める事が出来ました。友達を助けてあげる優しい心、友達を思いやる心、そしてみんなで仲良くする心、凄く素敵で気持ちがほんわかする絵本だなと思いました。みんなが喜んでくれるかなと思って重たい荷物を頑張って背負っていったヤギ君が、なんとも言えない素敵なキャラクターかも、と思いました。読み終えるととても素敵な気持ちになりました。子供たちが寝る前の読み聞かせにピッタリな絵本だと思います。

まず、表紙がとっても素敵。おっきな山は、裏表紙にまで続いています。くにで一番高い山ですもの。ぞうさんがちっちゃく見えます。
山登りの基本は「ポレポレ」。スワヒリ語で「ゆっくり」という意味です。
緑の草原、切り立った岩肌、眼下に広がる雲海、星が降ってきそうな夜空。いろいろな顔を見せる山の魅力がたっぷりです。
でもね、ぞうさん。日本で一番高い山では、小石でも持って帰っちゃだめなんだよ。
山登りのもうひとつの基本は、「とっていいのは写真だけ。残していいのは足跡だけ。」

あわてんぼうのやぎ、お調子者のはりねずみ、しっかり者のぞうという、仲良し３人組が高い高い山を目指して登ります。

楽しい山登りですが、高い山なので途中、やぎさんがくじけそうになることも。。
でも、しっかり者のぞうくんの励ましでがんばって頂上を目指します。

あわてんぼうのやぎくんは、なんと！？コックぼう、調理道具、食材、トランプ、くすりなど、「こんなものまで！」と思うほどたくさんの荷物を持っていたのです。

友人グループにこういう人がいると本当に助かりますよね〜

でも助かるのはお互い様。どうしてもあわてたりネガティブになっちゃうやぎくんをぞうくんとはりねずみくんが、うまくフォローします。

頂上で出会ったほかの動物たちとも一緒に楽しい夜をすごします。

人には必ず長所と短所があるもの。それを補い合えるいい友人がいると人生が豊かになる。そんなことを思い出させてくれる絵本です。

読む前から、「ポレポレ」という言葉が気になっていた５歳の娘。

やまのぼりの経験はないけれど、
この夏生まれて初めて保育園のお泊りキャンプに参加したときのことが
とっても鮮やかに頭の中によみがえってきたようです。

ぞうさん、はりねずみさん、やぎさんが、
頂上を目指してポレポレと頑張ったやまのぼり。
保育園でも、長い道のりをポレポレと歩いて、
スーパーに買い出しに行ったね！

やぎさんが頑張って作ってくれたお夕飯。
保育園でも、みんなでカレーライスをつくって、
輪になって食べたよね！

夜。なんだか嬉しくって興奮して眠れないぞうさんたち。
お泊りキャンプでも、みんなとテントに寝るのが嬉しくって嬉しくって、
なかなか寝付けなかったよね！

家族で旅行に行くのとも、
お友達のお家にお泊りに行くのともちょっと一味違う、
あの野外キャンプのワクワクがとーってもよく伝わってきて、
私に至っては20年以上前の中学校キャンプの夜、
テントの中で先生に黙っておにぎりを食べたことなんかまで、
思い出しちゃいました！

そして、一夜明けて帰りの準備。
楽しかったような、ちょっと寂しかったような、あの独特の感じ。
絵を見ただけで、あ〜終わっちゃったね〜。という言葉が
口をついて出てくる感じです。

でも、この絵本の私の一番のお気に入りは、
一番最後のページの挿絵。
早速集まって次の計画をたてているぞうさんたちの姿に、
寂しさが吹き飛びますよ！

是非続編も読んでみたい、素敵な一冊です！

山登りの醍醐味は、大変な思いをして登った山の、山頂に立った時の達成感でしょう。
力を合わせてみんなで登ったことで、仲間意識も強くなりました。
だんだん険しくなる山の景色に、危険性も感じましたが、それだけに山頂に立ったみんなの感動が良くわかりました。
重い荷物の中身があったから、素晴らしいキャンプにもなりました。
下山道が意外と緩やかに見えたのは、ご愛嬌ですね。

動物たちが登山するお話です。
私は登山が趣味なのですが、この本は登山の楽しさや苦しさがとてもリアルに描かれていると思います。なにより山の空気が伝わってきて一緒に登山をしているような気分になれるのが素晴らしいです。作者は登山をする方なのかなぁなんて思いながら読んでいたのですが、後から調べてみると、なんとキリマンジャロ登山を思い出しながら描かれたそう！やぎさんたちは私の想像以上にすごい山に登っていたようです（笑）。ちなみにポレポレはスワヒリ語で「ゆっくり」だそうです。「ゆっくりやまのぼり」より「ポレポレやまのぼり」の方がなんだかかっこいいですね、何かの合言葉みたいで。
ヤギさんやゾウさんたちが助け合い、頂上で食事をともにして、踊る姿を見ると、見ていて楽しくなります。そしていますぐに山登りに行きたくなります。
いつの日か、この本を読んでイメージトレーニングしてから、子どもたちと本格的な登山をしたいと思います。合言葉は「ポレポレ」で！

やまのぼりという言葉でもう少しのんびりした遠足的な風景を想像していましたが、この絵本で登場してくる山は本格的な登山です。


登山は行ったことはありませんが、テレビで見たことがある子どもは、興味をもって見ていました。
絵本の中では、なんだかみんなで楽しいやまのぼりに見えますが、がけのところや眼下に雲が広がっているシーンからしてかなり過酷な山登りなようですね。

みんなで火を囲んでお鍋を食べているシーンはほっこり和みます。

でもなんだかやまのぼりに挑戦してみたくなるような楽しい魅力が詰まっている一冊でした。

あわてんぼうの　やぎくん　はりねずみくん　しっかりものの　ぞうくん　
三人の取り合わせもおもしろい　やまのぼりになりそう　　興味津々

山登りにたくさんの荷物のやぎくんは　岩登りで　動けなくなって・・・・　ぞうくんに荷物を持ってもらいます
結構、すごい　山登りだ〜　　　　しんどいけれども　山登りの醍醐味は登り切ったこと　　　頂上につきました　　「ついたー！　　ばんざーい！」
それは　しんどい思いして登った人にだけ味わえる　　喜びですね！
達成感　満足感！　　いっぱいつまっています（汗流して山登り　しんどいけれどね）　

やぎくんんは　荷物の中のコックぼう　さがし　リュックの中身全部だしてなんと　山登りの道具がぎっしり　　なかなか　慎重なところもあるんですね　　あわてんぼうの　やぎくんにしては・・・・

やぎくん　特製のスープ　　　美味しい匂いに誘われて　たくさんの動物が集まってきました
みんなで　山の上で　スープが食べれるなんて　最高！　　
みんなの楽しそうなこと
山の上でテントを張ってねむる　　山の上の夜空のきれいなこと　最高ですね　☆がいっぱい
ポレポレ　　ちなみにこの意味が　スワヒリ語で　ゆっくりと言う意味だそうですが　　　山登りは　　ゆっくり登るのが大事かも
それにしても　たしろさんの　絵は　かわいくて　見応えありました
山登りしたくなりますね！　　　

山登りの楽しさがいっぱいつまっていて楽しめました．はりねずみくん，ぞうくん，やぎくんそれぞれ個性が出ていて読んでいて面白かったです．それにしてもやぎくんの荷物の多さにはびっくりでした．けれど，こういう人が一緒に登るグループの中に一人いるととっても助かりますよね．
頂上では他のみんなも一緒に火を囲んで食事している様子が和やかで，こういう山登りやってみたいなとわくわくしてきました．
雲を見下ろす本格的な登山なんて，もう10年以上前にやったっきりです．体力と気力がもつか分からないけど，また山登りたい！というやる気がわいてくる絵本でした．