ぼくはカレーライスが食べたくなって、「今日の夕ご飯何がいい?」って聞いてきたママに即座に「カレーライス!」って答えるんです。
そしてね、買い物に行く先々で、「ぼくんちカレーライス」って言ってまわるの。
そしたら、八百屋さんも、肉屋さんも、裏のおばあちゃんも、町中の人たちが、みんなみんなカレーライスが食べたくなっちゃって、今日の晩御飯は、みんなのうちもカレーライスになっちゃうんです。
ぼくが買い物に行く街の様子がとにかく楽しい。
おすもうさんに、忍者に、何人かわからないあやしげな外国人に...
その中でも、一番あやしげなのが、ダンスを踊りながら帰ってくるぼくのパパです。
親子ともども、ストーリーよりもね、このあやしさに夢中でした。