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ポテト・スープが大好きな猫」 みんなの声

ポテト・スープが大好きな猫 作:テリー・ファリッシュ
絵:バリー・ルート
訳:村上 春樹
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:2005年11月
ISBN:9784062131957
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 24
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  • 自分に最高!子供に微妙?

    • きよさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    おじいさんと猫のやりとりが気持ちいい。
    飾ったところがなく、読んでいてスーッと入る感じ。
    それでいて、
    心の一番深いところを表わしてくれているような・・。
    だからかな、読後の清涼感は筆舌に尽くしがたく、
    しばらくボーッとしちゃいました。
    また、素朴な絵が余韻をさらに深くしてくれます。

    でも、内容が濃すぎて、
    ウチの子(5歳と2歳)にはちょっと早すぎかな。
    しばらく私の逸品(逸本?)です!!

    投稿日:2006/03/21

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  • ねこ 猫 ネコ

    • みゃこにゃんさん
    • 40代
    • ママ
    • 島根県
    • 男の子12歳、男の子9歳、男の子5歳

     私は猫が大好きです。私が5歳から21歳になるまで一緒に暮らした雌猫がいました。猫って良く犬と比較されて「気まぐれ」だとか「冷たい」なんてあまり良くない評価をされてしまいます。実際飼ってみると、確かにそれは間違った評価でないことがわかります。
     しかし、『猫=良くない動物』には、ならないと思います。
     おじいさんと二人暮しの、この本の猫は飼い主に媚びることなく、一本筋の通った私の理想とする女性です。
     いつも一緒にポテト・スープを食べたり、釣りに行っている猫がいなくなっておじいさんは寂しいのに、猫は…?ある日ひょっこり魚を持って帰って来ます。その猫の表情から「ねえ、おじいさん、私だって魚を取れるんだよ。おじいさんのために取ってきたんだよ。誉めてよ」と言っていると、私は思いました。(二人の会話が聞こえてきそうな絵です)でも…違っていました。猫は「誉めて欲しい」なんてちっとも思っていないんですよね。これが猫なんだな〜、だから猫って好きなんですよね。
     おじいさんと猫の心温まるだけの生活ではなく、お互いの「個性」を認め合った生活。理想ですね。
     猫好きの方、おすすめです!(もちろん、そうでない方も!)

    投稿日:2006/03/19

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  • おじいさんとねこ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    気難しい同士のおじいさんとねこの、微妙な距離感と親しさ。
    そこにポテト・スープというアイテムが効いています。
    さりげなくしか出てきませんが、どんな味なんでしょうね。
    ねこが家出して、戻ってきて事の顛末(てんまつ)を説明するところなどは
    大人にとっては味わい深いですが、
    子ども達には少し難しいでしょうか。
    テキサス州の雰囲気、小物にこめられたユーモアなど見所はあります。
    訳者の村上春樹さんが惚れた本と言うのもうなづけます。

    投稿日:2006/02/25

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  • 気難しい2人の日常生活

    あとがきによれば、この絵本は村上春樹さんがアメリカで散歩をしている時に、偶然みつけた絵本だそうです。表紙の絵が一目で気に入ってしまって、翻訳し始めたそうです。

    確かに表紙の絵は魅力的。
    猫って感じの猫が誇らしげにボートの上に立っている姿は、気持ち良しです。

    絵本の内容は、テキサスの一人暮らしの老人と年老いた雌猫の日常。いかにもアメリカの日常という感じ。
    そして老人と猫の日常の中で起きたちょっとした出来事が描かれていて、それがとても魅力的で心暖めてくれました。

    この絵本では、人間とペットという関係ではなく、お互いがお互いの性格・人柄を認め合い、ほどよい距離感で付き合っている、そんな大人の関係が描かれています。
    子供の絵本というより大人の絵本という感じですね。
    私には、この大人の関係で育まれている日常の心地良さが感じられました。

    投稿日:2006/02/21

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