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うさぎのルーピースー」 みんなの声

うさぎのルーピースー 作・絵:どい かや
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2006年01月
ISBN:9784097261216
評価スコア 4.13
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みんなの声 総数 23
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  • 悲しいだけじゃないんだね

    • ぽにょさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子2歳

    2歳の娘が「ルーピースー読んで」と言いながらベッドに入ります。もちろん何度も読んでいるので、うさぎさんは死んでしまって、もう動く事も遊ぶ事もできないんだと解っています。

    表紙を見ながら「ルーピースー死んじゃったんだよね」と悲しみの顔をし、お日さまにあたったうさぎを見ては「わぁ、きれいねぇ」、お花に囲まれたうさぎを見ては「お顔笑ってるみたいね」と話かけてきます。

    この絵本を通して、死んだら土に返るんだということを教えてあげることができました。その事を何度もお話ししていたら「お野菜を植えたらルーピースーも喜ぶかなぁ?」なんて問いかけもありました。

    「死」に対する物語を小さな子供はどう受け止めるのか、多少の懸念はありましたが、この絵本が娘に教えてくれたのは(花に埋もれて笑ったお顔のルーピースーが教えてくれたのかもしれません。)、決して悲しい事だけではないんだよということでした。
    そして、こうしてあげたら喜んでくれるかもしれない、といった優しい考えを教えてくれました。

    「死」についての絵本はお化けになって出てきたり、動物の話などに置き換えて描かれたりと色々ですが、この絵本は現実に近いところで描かれているので、実際の「死」をほんの少しだけ理解してもらえると思います。

    余談ですが、
    もうすぐ実家の犬が寿命を迎えようとしています。多分その時、このルーピースーのお話しが娘にとってもっと身近なお話しになることでしょう。
    もちろん、その時には娘を犬に合わせるつもりです。お別れの言葉をかけさせてやろうと思っています。
    犬の「死」を前にする前に、この絵本と出会えたことは私にとっても娘にとっても良かったと思っています。

    投稿日:2007/11/20

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  • 鹿皮色

    • レイラさん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子30歳、男の子27歳

    どいかやさんの作品という事で手に取りましたが、
    少しテイストが違います。
    漢字にふりがなもなく、淡々としたエッセイのような。
    作者自身の実話が基になっているようですね。
    ある日、机の下で死んでいた、子どものノウサギ。
    ともあれ、埋めてあげなきゃ、という行動を淡々と描写します。
    鹿皮色(ルーピースー)というのが印象的です。
    花を飾り、埋めて上げ、土に還ることからの連想。
    この感性が愛おしいです。
    生と死が浄化された瞬間を感じました。
    小学校高学年くらいから、そっと感じてほしいです。

    投稿日:2023/11/20

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  • 美しい絵本ですが…

    ある日机の下でうさぎが死んでいたという、非日常的な設定をちょっと受けとめることができませんでした。
    どうしてそこにうさぎの死体があったのでしょう。
    絵本は、その謎解きで進行していきますが、肝心なのは、そのままにしておいてはいけないという、必然性でした。
    少女はうさぎを埋葬しようとしたら、うさぎは日に当たって、鹿皮色に見えたのです。
    神々しい姿を絵に描き、埋葬して、少女はうさぎを埋めた土がどのようになっていくのかを想像します。
    少女が悲しみから解放されていく姿に美しさは感じるのですが、突然身近に死があったら、こんな気持ちにはなれないだろうな。

    投稿日:2023/01/20

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  • 悲しいだけじゃないんだよ

    • ピーホーさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    どいかやさんの絵本を見つけて、図書館で借りてきました。
    朝起きると 机のしたで うさぎが 死んでいました。から始まるお話。
    可愛いうさぎが寝ている表紙だと思っていた絵は、亡くなっていたのだと知って衝撃でした。
    ルーピースーという可愛らしい名前も、鹿皮色という色の名前だと知り、驚きでした。
    死というテーマのお話ですが、悲しいお話で終わってしまうわけではなく、優しい気持ちになれるお話でした。
    死は、悲しいだけにものじゃないし、怖いものではないかもしれないそう思えました。

    投稿日:2022/04/10

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  • 森の家での実話

    どいかやさんの描くイラストが好きなので読みたいと思ったのですが手に取ってみてドキッとしました。描かれているのはうさぎが亡くなっている姿。
    「朝おきると 机のしたで うさぎが死んでいました」と始まるおはなし。埋めてあげる前にきれいな姿を絵にしようと、何枚も何枚もスケッチしていきます。
    どいさんが暮らす森の家での実話なのだとか。自然や生きものに対する愛情が感じられました。

    投稿日:2022/02/18

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  • どいかやさん

    表紙のうさぎが、死んでいるとは思わなかったので、図書館から

    借りてきました。いきなり、「朝おきると 机のしたで うさぎが

    死んでいました」で、始まったのですごくショックを受けました。

    まだ ほんの こどもの のうさぎにも ダブルショックでした。

    1年もすれば ルーピースーは すっかり土にかえるだろうな・・・・

    どいかやさんの絵は、優しい気持ちには、なれましたが。

    投稿日:2019/11/17

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  • 落ち着いたところで

    • ほっこり日和さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 男の子7歳、男の子5歳、女の子2歳

    うさぎの絵と持ちやすいサイズからか2歳の娘が図書館で選んできた絵本。
    表紙や最初のページのうさぎを見て、
    うさぎ、ねんねねえ。
    と言っていました。表紙を見てなんとなく、死についての絵本かなと思っていて、まだ2歳の娘に読んでやるには少し抵抗があり、娘とはページをめくりながら動物の名前を言ったりしながら楽しみました。見返しの森のページもきれいです。
    後から一人で読みました。
    こころ落ち着いた時に読めば、自然な死の受け入れ方がとてもすんなり入ってきました。
    死がテーマなのに、あたたかさを感じました。
    ぼくじゃないよ、しらないよと言っていた動物たちもずっと一緒にいる。
    絵を描いてあげたり、お花で飾ってあげたり。
    命の尊さでしょうか。
    他の方のレビューに静かな絵本とありましたが、私も、まさにそのように感じました。
    静かな中に美しさを感じました。
    落ち着いたところで、読んで欲しい絵本です。

    投稿日:2016/05/09

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  • 絵の優しさと・・

    優しげなタッチの絵で何気なく手に取ったのですが
    中身は結構ヘビーな「死生観」を扱った本でした。

    死んだら土にかえるといいうところが
    最大のキーワードなんだと思いますが
    最初にまず「死んでいる子ウサギ」がいて
    だれがこんなことをしたのかと
    数ページにわたって犯人探しを繰り広げている序盤の付箋は
    回収されることはありません。

    読み終えた後、娘は
    「・・・うーん。この本はあまりよくわからない」と言いました。
    (娘は序盤の問いが解決されないことに消化不良のようでした)
    死生観は人それぞれだし
    子供に対してどう伝えるか、子供がどう感じるかも
    それぞれだと思います。
    この本で何かをつかむ方もいらっしゃるのかもしれません。
    ただ、我が家ではいたって不評でした・・・・。

    投稿日:2013/02/12

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  • ウサギの死

    ほわんと優しいイメージのある作者さんでしたが、今回は「死」という難しいテーマの作品でしたね。
    一匹のウサギの死から、死んだ後のことが、前向きに描かれていると感じました。
    どいさんの作品は、子供も大好きなのですが、こちらは大人向けだったように思います。

    投稿日:2012/03/21

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  • 衝撃

    表紙の絵がかわいかったので

    図書館で借りましたが

    書き出しがうさぎが死んでいるという内容。

    ちょっとまだ息子には難しいと感じました。

    でももう少し大きくなったらまた読んであげたい。

    生き物、植物の大切さなどが

    伝わればいいと思います。

    投稿日:2011/11/13

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